1巻からの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 01:42 UTC 版)
「バーティミアス」の記事における「1巻からの登場人物」の解説
アーサー・アンダーウッド ナサニエルの1人目の師匠。国家保安庁の役人。気難しい性格で、魔術師としてのレベルが低く、ナサニエルに軽蔑されていた。また、アンダーウッド自身もナサニエルへの愛情はほぼ皆無である。サイモン・ラブレースの陰謀によって追い詰められた際にはナサニエルを差し出してまで命乞いをするが、ラブレースの召喚したジャーボウによって殺された。 マーサ・アンダーウッド アーサー・アンダーウッドの妻で、ナサニエルの母代わり。夫とは違いナサニエルに深い愛情を見せていたがサイモン・ラブレースの陰謀に巻き込まれ夫とともにジャーボウに殺された。 サイモン・ラブレース 若手エリート魔術師。クールな策略家。ある事件でナサニエルを辱めたことから恨みを買う。クーデターを画策し、そのためにあごひげ男を雇ってサマルカンドのアミュレットを手に入れるがナサニエルの命令を受けたバーティミアスに盗まれてしまう。アンダーウッド夫妻を殺害してアミュレットを取り戻すと、ヘドルハムホールにて閣僚を全員巨大ペンタクルに閉じ込めたうえで召喚の角笛を用いてラムスラを召喚し、首相も含めた自分以外の閣僚すべてを殺害しようとするが、アミュレットと角笛をナサニエルらに奪われてしまったことでラムスラを制御できなくなり、ラムスラに飲み込まれてしまった。 モーリス・シーラー ラブレースの師匠で、力の強い魔術師。ラブレースともにクーデターを画策し、ヘドルハムホールで後をつけてきたナサニエルと対決する。初めはその力量の差から優位に立つが、油断したために後頭部にプラハ・キューブ(魔術師が手品に使う花火のようなもの)の爆発を受け、首の骨を折り死亡した。 ルーファス・ライム ラブレースの手下の魔術師。魔術師としてのレベルは低い。ラブレースのクーデターに協力するが、クーデターが失敗に終わると逃走した。3巻にて再登場し、メイクピースに協力して彼のクーデターを成功させるが、直後に妖霊を取り込もうとして失敗し、逆に乗っ取られて殺された。 ルパート・デバルー 英国の首相。ナサニエルに目をかける。1巻から2巻までではあふれんばかりのカリスマ性と高い実力を見せていたが、実際にはそれらは見かけ倒しで、その本性は非常に保身的で器の小さい、とうてい有能とは言えない人物。3巻ではアメリカとの戦争が長引いたことによる内政不安によって徐々に馬脚を現していく。 メイクピースによるクーデターによって拘束され、その後に起きた妖霊の人間界乗っ取りによって妖霊に乗っ取られて殺された。 ジェシカ・ウィットウェル やり手の女魔術師で、国家保安庁を管轄下に置く治安省の大臣。ロンドン塔の管理者でもあり、1巻では捕まったバーティミアスの拷問を担当した。 2巻ではナサニエルの2人目の師匠となり、当初はナサニエルに対して熱心な教育を施すなど、良好な師弟関係を築いていたが、ナサニエルの立場が危うくなるとその態度を一変させ、ナサニエルに対して冷徹な扱いをする、手柄を横取りしようとするなどといった態度をとり、ナサニエルとは袂を分かつこととなる。3巻での妖霊の人間界乗っ取り時は、他の閣僚たちが次々と乗っ取りを受ける中最後まで抵抗し、ヌーダを攻撃するも返り討ちに会い殺された。 ショールトウ・ピン ロンドンで大きな雑貨屋を営む魔術師。妖霊を見ることができる片眼鏡をつけている。ラブレースとたびたび手紙のやり取りをしていたため一味ではないかと疑ったバーティミアスに店に潜入されるも、逆にとらえるなど魔術師としての実力は高め。実際は彼はラブレースやメイクピースとは仲間ではなかったようである。2巻ではゴーレムによって店を破壊されてしまい、3巻では大臣たちとともに拉致されてしまう。
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