JMS 888【JMS 888】(きのこ類)
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登録番号 | 第6801号 |
登録年月日 | 1998年 10月 6日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | JMS 888 よみ:JMS 888 |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 10月 7日 | |
品種登録者の名称 | 明治製菓株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区京橋二丁目4番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 福井陸夫 宇野木悟 木村豊成 細野靖雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「JMS 4M-10」に出願者の保存菌株「4173」を交配して育成されたものであり,中葉,中肉の春秋発生型の自然栽培向き低中温性品種である。 菌さんの形は円形,平形,大きさは中,色は褐色,菌さんの厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁,大きさは小,色は無である。菌しゅうの形は1型,色は白色,並び方は正常,幅は狭,密度は粗である。菌柄の形は1型,長さは短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.0以上,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(自然栽培)は春秋,発生温度は低中温である。乾物率は25~29%,子実体1個当たりの平均乾重は2.5~2.9g,収量性は中である。 「JMS 7L-5」と比較して,菌さんの側面の形が平形であること,肉の形が3型であること,菌しゅうの密度が粗であること等で,「明治904」と比較して,菌さんの側面の形が平形であること,肉の形が3型であること,菌糸被膜形成がないこと等で区別性が認められる。なお,「JMS 7L-5」,「明治904」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者の施設(栃木県宇都宮市)において,「JMS 4M-10」に,出願者の保存菌株「4173」を交配して得られた菌株の中から選抜,以後,栽培試験及び特性の調査を継続し,平成6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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