全身挫滅とは? わかりやすく解説

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全身挫滅

読み方:ぜんしんざめつ

「全身挫滅」とは、体全体が強い外力によって押しつぶされ広範囲わたって組織臓器破壊された状態を指す用語である。ほぼ即死か、そうでなくとも生存絶望視される状況みなされる

挫滅」は、圧力衝撃によって組織押しつぶされ壊れることを意味する。この「外部衝撃による損傷」は、損傷程度範囲に応じて打撲」「挫傷」「挫滅」と呼び分けられるが、中でも挫滅」はとりわけ深刻な重度損傷を指す場合用いられる

「全身挫滅」が発生する典型的な場面としては、高所から転落する重量物の下敷きになる、交通事故巻き込まれる大型作業機械巻き込まれる、といった状況挙げられる。しばしば痛ましい事故として報じられる

全身挫滅は、筋肉、骨、内臓、脳などの大半もしくは全部が、同時に重度損傷を受ける。よほど迅速に適切な治療試みることが可能だったとしても、生存極めて困難といえる

全身挫滅ではない部分的な挫滅も、「クラッシュ症候群」を誘発するなどして死亡につながる危険はかなり高い。



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