7世以降
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1996年に就任したヘネス7世は、10年以上に渡り選手やサポーターに親しまれたが、2006年6月11日、約36年に渡り歴代のヘネスを飼育したヴィルヘルム・シェーファーが死去した。その後7世はシェーファー夫人に預けられたが、夫人の高齢と7世自身の変形性膝関節症のために、次第に公式行事への参加が滞りがちになり、その間クラブ史上初となるヤギの姿をした着ぐるみマスコットが代役を務めた。7世は2008年5月にマスコットを引退することが発表され、その後2009年3月13日に症状の進行に伴い安楽死の措置が取られた。 7世の引退が決定した後、後任となる8世の選出のために4匹のヤギが候補とされ、ファンクラブ会員を対象としたインターネット投票が実施された。2008年7月24日に投票結果が発表され、2007年3月10日にベルギッシュ・グラートバッハで生まれた当時16か月の仔ヤギが、約70%の得票率を獲得しヘネス8世を襲名することに決まった。8世は同年8月24日の対アイントラハト・フランクフルト戦にて、サポーターの前に初登場を果たした。2015年3月8日のブンデスリーガ、対アイントラハト・フランクフルト戦では、ゴールを決めたケルンのFWアンソニー・ウジャーが喜びのあまりヘネス8世に駆け寄り、角を掴んで前脚を持ち上げるパフォーマンスを行ったため虐待との批判を受ける椿事があった。ウジャーはその直後の3月10日に行われたヘネス8世の満8歳の誕生日イベントに出席し、ヘネスへの謝罪とともに和解をアピールすることとなった。 8世もまた、約11年の任期を務めた後に老齢による関節症のため2019年8月をもってマスコットを引退し、現任のへネス9世が後を継いだ。9世のデビュー戦は2019年8月23日の対ボルシア・ドルトムント戦であった。 ピッチに立つ8世(2011年) ケルンのチアリーダーズと8世(2018年) 地元のビール会社の広告に出演する8世
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