≪韓国語≫シバル
韓国語「シバル」とは、「シバル」の意味
韓国語「シバル」は、「畜生」という意味である。しかしこれは「人間以外の生物」を表す仏教用語を指すのではなく、「悔しさ」を表現したり、相手を罵る時に使う感動詞として使われることが多い。ニュアンスとしては「クソったれ」だが、これよりもさらに口汚く罵る時に用いられる。「씨발(シバル)」の語源は「씹하다(シッパダ)」からきており、「性交を行う」という意味の「성교하다(ソンキョハダ)」の下品な言い回しである。そのためシバルを直訳すると「自分の母親と性的関係を持つ」となり、英語の侮辱語「mother-fucker(マザーファッカー)」と同じような意味合いを持つ。どちらかと言えば、別の侮辱語である「fuck -you(ファックユー)」と同じような頻度で使われる。シバルと一緒に使われる単語に「새끼(セッキ)」というものがあるが、これらを組み合わせると「クソ野郎」という意味になる。セッキとは元々「人や動物の子供」を表す単語だが、使い方によっては「野郎」という意味も持つ。シバルと組み合わさると「野郎」という意味合いが強くなり、「씨발 새끼(シバルセッキ)」でさらに強めの罵倒言葉になる。また、シバルの後ろに「놈(ノム)」がつくこともあり、より激しいニュアンスを表現することができる。ノムには「奴」や「野郎」という意味があり、主に目下の人間(または動物や物)に使われる。そのため「씨발 놈아(シバルノマ)」は、激しい喧嘩や乱闘の際、相手を侮辱するために使用されることが多い。「씨발로마(シバロマ)」と表現する場合もあるが、これも意味は同じである。
シバルという文字列だけ見ると、日本語の「縛る」を連想するが、日本語の発音とはまったく違う。しかし発する言葉は似ているので、使う際は注意が必要だ。また、一般的に用いられる言葉ではないので、むやみに使うと相手の反感をかってしまう場合が多い。やむを得ずシバルを使用する際は、侮辱言葉だということを念頭に置いておくと、コミュニケーションでの失敗は少なくなる。
韓国語「シバル」のハングル表記
ハングル表記:씨발シバルのハングル表記で「시발」、「씨빨」と書く場合もあるが、意味は同じである。
韓国語「シバル」の発音
シバルの発音は、「シ」が詰まったような音から始まるので、文字に表すと「ッシバル」となる。大体は相手を罵る時に使うため、勢いがついて「シーバル」という発音にもなる。「ル」はほぼ聞こえないほど、短く切る。「씨발」は「シーバル」や「シーパル」と聞こえることが多いが、「씨빨」は「シーッパル」と勢いを付けて発音することが多い。- ≪韓国語≫シバルのページへのリンク