鸚鵡石とは? わかりやすく解説

おうむ‐いし〔アウム‐〕【××鵡石】

読み方:おうむいし

山間などにある、音をよく反響する岩石言葉石。響き石おうむせき

おうむせき2」に同じ。


おうむ‐せき〔アウム‐〕【××鵡石】

読み方:おうむせき

おうむいし1」に同じ。

歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者声色(こわいろ)の練習用出版された。おうむいし

人の言ったことを、そのまま真似ていうこと。

先刻桐山から聞いた事をば、全然(まるきり)—で喋口(しゃべ)りたてる」〈逍遥当世書生気質


鸚鵡石

作者石川淳

収載図書天馬賦
出版社中央公論社
刊行年月1988.6
シリーズ名中公文庫

収載図書石川淳全集 第8巻
出版社筑摩書房
刊行年月1989.12

収載図書石川淳短篇小説選―石川淳コレクション
出版社筑摩書房
刊行年月2007.1
シリーズ名ちくま文庫


鸚鵡石

読み方:オウムイシ(oumuishi)

作者 石川淳

初出 昭和41年

ジャンル 小説


鸚鵡石

読み方:オウムイシ(oumuishi)

作者 森鴎外

初出 明治42年

ジャンル 戯曲


鸚鵡石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 10:14 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
おうむ岩

鸚鵡石(おうむいし)は、そのにむかってを発すると、オウムのようにその声や音のまねをするとされる石である。その原理は、山彦に似る。

日本の各地に鸚鵡石やその類と伝えられる石があるが、有名なのは三重県志摩市磯部町恵利原にある鸚鵡岩(おうむいわ)[1]で、霊元天皇の叡覧に供したという。

全国各地の鸚鵡石

三重県志摩市の鸚鵡岩

おうむ岩展望台

鸚鵡岩(おうむいわ)は三重県志摩市にある奇岩である。「鸚鵡」の漢字が難しいので一般に「おうむ岩」と表記される。伊勢志摩国立公園に属する。

明治には小松宮彰仁親王大正には久邇宮邦彦王、昭和には東久邇宮稔彦王が訪れている[4]

概要

幅127m、高さ31m[5]の一枚岩で、「語り場」で声を発したり、備え付けの拍子木を打つと、約50m離れた「聞き場」にいる人にはあたかも岩から音が発されているように聞こえる[6]地質学的には秩父層群のチャートでできている[5]。また、岩のある和合山の南には仏像構造線が通っていると推定されている[5]

岩の北には「広の谷」と呼ばれる場所があり、サンゴや層孔虫、二枚貝といった中生代ジュラ紀化石が発見されている[5]

所在地・周辺

三重県志摩市磯部町恵利原にある。三重交通バス恵利原バス停より徒歩約20分。岩の頂上には展望台が設けられ、磯部町の田園風景が楽しめる。

伊勢志摩ロッジ

岩の付近には国民宿舎伊勢志摩ロッジがあった。同ロッジは磯部町営として1965年(昭和40年)12月28日に開業し[7]1986年(昭和61年)4月1日に民営化[8]、2010年(平成22年)に廃業となった。

的矢湾を望む鉄筋コンクリート構造3階建ての宿舎で、冷暖房完備であった[9]。部屋数は21室、100人収容可能であった[9]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 地元では鸚鵡石と書いて「おうむせき」とよぶこともある。
  2. ^ 渥美半島観光ビューロー"鸚鵡石|田原市観光ガイド"(2013年11月7日閲覧。)
  3. ^ 伊勢志摩きらり千選実行グループ"[1]"伊勢志摩国立公園協会(2013年11月7日閲覧。)
  4. ^ 磯部郷土史刊行会 編(1963):41ページ
  5. ^ a b c d 『磯部町史 上巻』(編集:磯部町史編纂委員会 編(1997):33ページ
  6. ^ JTBパブリッシング編集制作本部関西編集部 編(2006):53ページ
  7. ^ 三重県磯部町(2004):9ページ
  8. ^ 磯部町史編纂委員会 編(1997):下巻1283ページ
  9. ^ a b 人文社観光と旅編集部 編(1974):47ページ

参考文献

  • 磯部郷土史刊行会 編『磯部郷土史』磯部郷土史刊行会、昭和38年5月10日、506p.
  • 磯部町史編纂委員会 編『磯部町史 上巻』磯部町、平成9年9月1日
  • 磯部町史編纂委員会 編『磯部町史 下巻』磯部町、平成9年9月1日、1340p.
  • JTBパブリッシング編集制作本部関西編集部 編『るるぶ伊勢志摩'07』るるぶ情報版 近畿2、JTBパブリッシング、2006年5月1日、142p. ISBN 4-533-06329-2
  • 人文社観光と旅編集部 編『県別シリーズ25 郷土資料事典 三重県・観光と旅』人文社、昭和49年6月1日改訂新版、139p.
  • 三重県磯部町『磯部町50年のあゆみ 町制施行50周年記念誌』三重県磯部町、2004年、38p.

関連項目

外部リンク


鸚鵡石

出典:『Wiktionary』 (2010/03/16 04:15 UTC 版)

名詞

鸚鵡おうむせき

  1. 物の音反響させる石。ひびきいし
  2. 演劇セリフのみを書き抜いた物。俳優声色を習うのに用いる。
  3. 孔雀石一種。薄い黄緑色のもの。



鸚鵡石と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鸚鵡石」の関連用語

鸚鵡石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鸚鵡石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鸚鵡石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの鸚鵡石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS