鶴かざぐるま【ツルカザグルマ】(草花類)
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登録番号 | 第13685号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 鶴かざぐるま よみ:ツルカザグルマ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 27日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に10月咲さじ弁系スプレイギクを交配して育成されたものであり、花は赤紫の地色に淡紫ピンク色の爪斑が入る中輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)の地色に淡紫ピンク(同9501)の爪斑が入る、裏面の色は赤紫(同9214)の地色に淡紫ピンク(同9501)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は爪白、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「望かざぐるま」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、外花弁の裏面の色が赤紫の地色に淡紫ピンクのぼかしが入ること等で、「ラブリーマム音かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫の地色に淡紫ピンクの爪斑が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、出願者所有の育成系統に10月咲さじ弁系スプレイギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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