鰐山と明神山・羽黒山・日和山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 02:42 UTC 版)
「日和山 (石巻市)」の記事における「鰐山と明神山・羽黒山・日和山」の解説
鰐山(わにやま)は、石巻湾の北側、旧北上川右岸(西岸)、JR石巻駅の南側にある孤立性の丘陵。「鰐陵」「日和山丘陵」「日和丘陵」とも呼ばれる。 鰐山の山塊はおおむねむ台地状をしており、地図上では西辺が約1.6km、南辺が約1.2km、東辺が約1.0km、北辺が約0.8kmのいびつな多角形を呈し、標高は西側約10m、東側約40mと西側に向かって傾斜する。四方はおおむね崖になっていて、周囲は標高1m前後の沖積平野(石巻平野)に囲まれる。崖は、かつての海の侵食作用による海蝕崖、あるいは、付近を流れる北上川(真野川)、定川(江合川)などの原始河川のそれによる河蝕崖と考えられ、西側と南側の崖下には侵食後に形成された浜堤が接続する。旧北上川に面した東辺の中部に谷が刻まれており、江戸時代より当地の中心部だった石巻市中央(旧・石巻村)から連続する谷底には石巻小学校、石巻市庁舎跡(地図)、石巻消防署中央出張所などがある。この谷から鰐山に上がった坂の上の海門寺公園内に石巻神社(地図)が鎮座する。この谷をはさんで鰐山の北東凸部が羽黒山(標高49m)、南東凸部が日和山(61.3m)と呼ばれる。また、北西凸部は明神山(30.5m)と呼ばれる。 羽黒山の頂上部には旧・石巻村(現・石巻市中央ほか)鎮守の鳥屋(とや)神社、日和山の頂上部には旧・門脇村(現・石巻市門脇)鎮守の鹿島御児神社が鎮座する。また、明神山の頂上部には鳥屋崎(とやさき)神社が鎮座する。 鰐山上には「山下町」「泉町」「宜山町」「大手町」「南光町」「羽黒町」「日和が丘」の7つの町丁があり、一部が隣接する崖下の地区を含む。 三角点は、鰐山から北西に外れた平地にある石巻市38開発公園内に四等三角点「鰐山」(標高0.71m)、鹿島御児神社の北側に三等三角点「日和山」(標高54.34m)がある。 名称頂上部三角点最高部公園神社等級標高位置鰐山中心部(地図) - - 四等 00.71 m 地図 明神山30.5 m(地図) 明神山公園 鳥屋崎神社(30.5m) - 羽黒山49 m(地図) 羽黒山公園 鳥屋神社(47m) - 日和山61.3m(地図) 日和山公園 鹿島御児神社(59.6m) 三等 54.34 m 地図
※この「鰐山と明神山・羽黒山・日和山」の解説は、「日和山 (石巻市)」の解説の一部です。
「鰐山と明神山・羽黒山・日和山」を含む「日和山 (石巻市)」の記事については、「日和山 (石巻市)」の概要を参照ください。
- 鰐山と明神山・羽黒山・日和山のページへのリンク