食品をそのままの形で保存する方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:44 UTC 版)
「食品」の記事における「食品をそのままの形で保存する方法」の解説
冷蔵 食品を凍結させず0℃から10℃で保存する方法である。細菌の活動を完全に抑えることはできないため、短期間の保存に向いている。 冷凍 マイナス20℃からマイナス25℃の温度で急速に凍結させた後、マイナス15℃以下で保存する方法。長期の保存に向いているが、細菌を死滅させるわけではないため、解凍後の取り扱いに注意する必要がある。また、凍結により食品の組織に変化が起こり、鮮度が失われるという短所がある。 包装 包装により食品を外界から遮断することで、異物の混入や空気の流入を防ぐ。様々な形態があり、包装用の素材の開発も進んでいる。 乾燥 天日、熱風、電気、凍結(フリーズドライ)によって細菌の増殖や酵素の作用に必要な水分を減少させる。乾燥の程度は、概ね約15%以下である。 地下貯蔵 食品を土中や、コンクリートの穴に入れる方法。さつまいもなどの保存に用いられる。 加熱殺菌 加熱により腐敗・変敗の原因となる微生物を死滅させ、酵素を破壊する。具体的な方法としては蒸煮や焙煮のほか、液体瓶詰食品に用いられる低温殺菌法、缶詰食品に用いられる高温殺菌法がある。加熱殺菌した食品は、開封後腐敗しやすい点に注意する必要がある。 保存料の添加 保存料を使用して細菌の死滅や増殖阻止を実現し、酵素の働きを阻害する方法。添加することのできる保存料の量は法律で定められている。
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