預言者の唄とは? わかりやすく解説

預言者の唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 23:32 UTC 版)

預言者の唄
クイーン楽曲
収録アルバムオペラ座の夜
リリース 1975年11月21日
1975年12月2日
1975年12月21日
録音1975年
ジャンルプログレッシブ・ロックプログレッシブ・メタルハード・ロック
時間8分20秒
レーベルEMI
作詞者ブライアン・メイ
作曲者ブライアン・メイ
プロデュースロイ・トーマス・ベーカー
オペラ座の夜収録順
シーサイド・ランデヴー
(A-7)
預言者の唄
(B-1)
ラヴ・オブ・マイ・ライフ
(B-2)
ミュージックビデオ
Queen - The Prophets Song (Official Lyric Video) - YouTube

預言者の唄』(よげんしゃのうた、The Prophet's Song)はイギリスロックバンドクイーンの楽曲。クイーンの5枚目のアルバム、『オペラ座の夜』に収録された。

概要

ギュスターヴ・ドレによる『大洪水』。ブライアンは自分が見た洪水の夢をもとにこの曲を書いた。

本作はクイーンのボーカルが入っている曲の中で最長の曲[注 1]で、中盤には2分にも渡るアカペラが入っている。ブライアンは、このパートはブライアンが朝の5時までかかって作業した。その後ブライアンは自宅で眠ってしまったが、起きたら隣家のラジオから、この曲が聞こえてきたという。これはDJのケニー・エヴェレットがスタジオからテープを盗んでラジオに流したからだという[1]

ブライアンが冒頭と終盤に、日本のファンからもらったというおもちゃの[1]を用いている[2]。ブライアンのギターは普通ならE2のところをD2にチューニングしている[3]。曲が終わった後、アルバムでは、そのまま「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」へと流れ込む。

この曲はブライアンが『シアー・ハート・アタック』のセッション中に十二指腸潰瘍で入院したときに見た、洪水で人間が償いのためにすべてをやり直すという内容の夢がもととなっている[4]。また『出エジプト記』のサウンドトラックも想定していたという[1]

ブライアンに本作ついて、「実を言うとね、いつもちょっと残念に思うんだ、「預言者の唄」は必ず陰に隠れてしまう――「ボヘミアン・ラプソディ」がどんなものも残らず覆い隠してしまうからだ! だから「預言者の唄」は、隠された才能みたいなものだね。ポジティブに考えれば、これはクイーンのディープな面で、探りはじめたら魅力にハマれる曲だ。リスナーにとってもいいことじゃないか、見つけ出して夢中になれるんだ。でもそう、君の言うとおり、この2曲は系統としては似ている」と述べている。

オールミュージック」は『「ボヘミアン・ラプソディ」と並んでクイーンの最も優れたスタジオ作品』と評し[5]、「ローリング・ストーン」は『このレコードのベスト・トラック』と評する[6]など評価は高い。

マイク・ポートノイが気に入っているクイーンの曲の一つである[7]

演奏

※出典[8]

脚注

注釈

  1. ^ ボーカルが入っていないものを含めると『メイド・イン・ヘヴン』収録の「TRACK 13」が22分35秒で最長である。

出典

  1. ^ a b c 『全曲解説シリーズ クイーン』シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年10月20日、64、65頁。ISBN 4401630548 
  2. ^ 管理人 (2021年6月5日). “クイーン『A Night At The Opera』制作秘話:歴史的名曲「Bohemian Rhapsody」が収録された傑作”. uDiscoverMusic | 洋楽についての音楽サイト. 2025年3月20日閲覧。
  3. ^ (英語) Making Of The Prophets Song, (12 March 2012), オリジナルの2021-12-21時点におけるアーカイブ。, https://ghostarchive.org/varchive/youtube/20211221/JOTf8GbD-oE 2020年1月30日閲覧。 
  4. ^ クイーン『オペラ座の夜』を演劇と融合させた野田秀樹のイマジネーション | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)”. Rolling Stone Japan (2019年10月17日). 2025年3月20日閲覧。
  5. ^ (英語) The Prophet's Song - Queen | AllMusic, https://www.allmusic.com/song/the-prophets-song-mt0041538304#genreStyles 2025年3月20日閲覧。 
  6. ^ Nicholson, Kris (1976年4月8日). “A Night At The Opera” (英語). Rolling Stone. 2025年3月20日閲覧。
  7. ^ updated, Classic Rocklast (2018年11月20日). “The 50 best Queen songs of all time” (英語). louder. 2025年3月20日閲覧。
  8. ^ Queen - Topic (2018-07-24), The Prophet's Song (Remastered 2011), https://www.youtube.com/watch?v=zPtmMsTpGSs 2025年3月20日閲覧。 

預言者の唄 (The Prophet's Song)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:33 UTC 版)

オペラ座の夜」の記事における「預言者の唄 (The Prophet's Song)」の解説

ブライアン作曲クイーンの曲の中では最長の曲。また、うつろな日曜日に関して最短曲であり、このアルバムクイーン史上最も長い曲、短い曲が両方収録されているアルバムである。中盤には2分半にも渡るアカペラ入っている。

※この「預言者の唄 (The Prophet's Song)」の解説は、「オペラ座の夜」の解説の一部です。
「預言者の唄 (The Prophet's Song)」を含む「オペラ座の夜」の記事については、「オペラ座の夜」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「預言者の唄」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「預言者の唄」の関連用語

預言者の唄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



預言者の唄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの預言者の唄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのオペラ座の夜 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS