韓国におけるコピーブランド販売問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 03:57 UTC 版)
「エヴィスジーンズ」の記事における「韓国におけるコピーブランド販売問題」の解説
韓国では、ウォルビ通商が日本のエヴィスジーンズの偽造商品を大量に製造販売しており、一説には年商50億以上の利益を上げていると言われている。カモメマークやデザインは日本のエヴィスジーンズのコピーであるが、生地の品質は日本のエヴィスジーンズと比較すると粗悪で、タグにはメイドインコリアの記載がある。日本のエヴィスジーンズスタッフによりその粗悪な素材と縫製が確認された。日本のエヴィスジーンズは韓国にライセンスを提供したことはなく明らかなる模倣品である。しかしながら韓国内の顧客の大部分は日本のエヴィスジーンズと同じ商品群として誤認しており、彼らに被害をもたらしているのが現状である。 偽ブランド問題発覚後、韓国側のウォルビ通商は韓国エヴィスのロゴデザインとライセンスをアン・ビョンチャンから提供されたとしたが、ビョンチャンによるとカモメマークは韓国の山からデザインし、恵比寿のデザインは韓国のジンロ焼酎のマークからインスパイアされたと回答している。 韓国エヴィスは韓国国内に60店舗以上を展開、広告宣伝に韓国系アイドルを抜擢し、6か月間の広告モデル契約を結んだ。2009年下半期には東方神起のリーダー「ユンホ」とファッションモデル「キム・ミジョン」を起用して大々的に広告展開を行っている。 2008年11月25日、日本のエヴィスジーンズは、韓国の裁判所において韓国のウォルビ通商を提訴した。それに対し、韓国エヴィスはホームページを通じて「韓国国内で販売されているエヴィス製品は、法的な問題が全くないことをはっきりと明らかにする」と模倣品であることを明確に否定し、日本のエヴィスとメディアに対し法的措置を執ることを明言した。なお、2006年には韓国エヴィスは日本エヴィスとの商標権紛争で勝訴した事がある。これは、日本側のエヴィスジャパン株式会社が韓国で商標登録する前に、ウォルビ通商が先に韓国国内で登録した経緯からである。
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