青島のコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:21 UTC 版)
青島が警察官になったその日に購入したコートで、購入時に店の気さくな店主に安くしてもらったものである。それがあってか、青島は長年愛用している。「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」では、「THE MOVIE」で青島が刺された際に開いた穴の部分は綺麗に修繕されている。事件後はクリーニングに出された。ちなみに劇中で織田裕二が着用しているものは特注されたものでポケットの位置が一般に販売されているものとは違っている。 「踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル」では、犯人護送中に立ち寄った店が強盗に襲われた際、その強盗の1人が青島のコートと色・デザイン共に似た物(M65 (フィールドジャケット)と思われる)を着ていたため、店に潜入した青島は隠れていた女性店員に犯人の仲間と間違われ、関節技をかけられる羽目になった。 米陸軍の放出品のコートだがテレビシリーズでは中田商店製が使用された。その後、別のメーカーに変更となった。公開前、フジテレビから中田商店へコートの問い合わせがあり「本物(軍用)の新品」「本物の中古」「レプリカ」の3種類があると言われたが織田裕二から「レプリカ」を希望され「レプリカ」が使われることになった。「本物」と「レプリカ」は見た目で判る違いはチャックの色合いである。軍用はチャック部分が渋めの銀色だがレプリカは銀色が渋くない。 テレビスペシャルより(ユニオントレーディング(株)〈旧マキノ商事〉製のM-51コート:米陸軍で1951年に正式採用)を採用された。肩にエポレット(肩章)があるところからもわかるようにカジュアルコートというよりは軍用コートで、ガンマニアの青島らしいアイテムといえる。また1960年代のイギリスで「モッズ」と呼ばれる若者達が好んで着用していた事から日本では別名「モッズパーカ(モッズコート)」とも呼ばれる。色はモスグリーンのものを着用。合理的な軍用コートらしく内側に中綿入りライナー(オプション)をボタンで装着できるようになっている(青島はテレビシリーズの時だけライナーを装着している)。また、「THE MOVIE 2」では、このコートは3着(うち1着は血糊を付けたもの)用意され、交代で着用されている(「THE MOVIE 2」公開時のプログラムより)。 「THE MOVIE2」公開時、フジテレビ公式踊る大捜査線サイトで青島コートのレプリカが販売された。コートの背中部分にはシルエット、織田裕二のサイン等が印刷されている。暖かいインナーは取り外し可能。類似品も出回っているが、数回にわたってユニオントレーディング(旧マキノ)からも復刻版が販売されている。サイン・シルエットが入っているのは初回限り。なお、この作品よりコートの腰の部分が多少スマートになるようデザイン変更がされている。
※この「青島のコート」の解説は、「青島俊作」の解説の一部です。
「青島のコート」を含む「青島俊作」の記事については、「青島俊作」の概要を参照ください。
- 青島のコートのページへのリンク