青い森鉄道青い森703系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:58 UTC 版)
「JR東日本E721系電車」の記事における「青い森鉄道青い森703系」の解説
青い森鉄道がE721系をベースとして新造導入した車両であり、2013年に2両編成2本が総合車両製作所横浜事業所で製造された。形式は青森方が制御電動車の青い森703形、目時方が制御車の青い森702形となっている。編成番号は設定されていないが、車両番号は青い森701系と重複しない11, 12となっている。なお形式は701系の次となる703系と命名されたが、形式「703」はJRグループには存在しない。 青い森鉄道では2002年の暫定開業時および2010年の全線開業時にJRからの701系1000番台の譲渡車、および701系1500番台をベースとした新造車を投入し、青い森701系として運用していたが、筒井駅開業による利用者の増加が見込まれ、さらに祭り期間の対応や冬季の着膨れ対策として輸送力の増強が求められていた。一方でJRから譲渡可能な中古車両がなかったことから、暫定開業時に新製した青い森701系100番台以来11年ぶりの新造車両として導入された。 車体・走行機器はE721系と同じだが、先頭車上部の前照灯が、本形式以降HIDからLED(発光ダイオード)を用いたものに変更されている。運転設備は0番台に準じた運賃車内収受型のワンマン仕様になっている。 外装は同社で運転されている青い森701系に準じ、水色を基調に同社のイメージキャラクターである「モーリー」があしらわれているが、ピンク色の「モーリー」が1両に1箇所追加されている。 車内設備・内装・座席配置もE721系と同じであるが、客室と乗務員室通路部の段差にはスロープが設けられている。 2013年10月に2編成の導入計画が明らかとなり、2013年11月26日から27日にかけて総合車両製作所横浜事業所より甲種輸送され、筒井駅が開業した2014年3月15日ダイヤ改正から営業運転を開始した。 車内
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