防風

デジタル大辞泉

ぼう‐ふう〔バウ‐〕【防風】

読み方：ぼうふう

１ 風を防ぐこと。風防。

２ セリ科の多年草。高さ約80センチ。根は垂直に伸びて堅い。葉は羽状に細かく裂け、裂片は細長い。8、9月ごろ、白い小花を多数つける。中国などに分布。漢方で根を発汗・鎮痛薬に用いる。

３ ハマボウフウの別名。《季 春》「かきわくる砂のぬくみや—摘む／久女」

植物名辞典

防風

読み方：ボウフウ（ｂｏｕｆｕｕ）

セリ科の多年草、薬用植物

学名 Ledebouriella seseloides

防風

読み方：ボウフウ（ｂｏｕｆｕｕ）

ハマボウフウの別称。
セリ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Glehnia littoralis

季語・季題辞典

防風

読み方：ボウフウ（ｂｏｕｆｕｕ）

セリ科の多年草。葉に香気があって色も美しいため、江戸時代からつま物として利用された

季節 春

分類 植物

ウィキペディア

防風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/25 08:47 UTC 版)

防風（ぼうふう）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

防風

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 06:33 UTC 版)

名詞

防風（ぼうふう）

1. 風にさらされるのを防止すること。
   • しかし風はなかなか強く寒いので、防風用の服を着、顔は毛皮で頬冠りをした上、スキー帽も冠って登る。（加藤文太郎『単独行』）
2. セリ科の多年草。高さ約1m。中国や朝鮮に分布。漢方では根を鎮痛薬などの原料として用いる。
3. セリ科の多年草。浜防風の別名。海岸に深く根を下ろし、葉は地を這うように広がる。若葉は刺身のつまとして、根は煎じて風邪薬として用いられる。春の季語。
   • ふるさとに防風摘みにと来し吾ぞ（高浜虚子『六百句』）

発音^(?)

• （語義1）ぼ↗ーふー
• （語義2、3）ぼ↗ーふ↘ー

関連語

• 類義語:
  • （語義1）風防
  • （語義3）八百屋防風、伊勢防風
• 複合語:
  • （語義1）防風林

Weblio日本語例文用例辞書

「防風」の例文・使い方・用例・文例

• 碇防風という,浜防風の茎で作った刺身のつま
• スキー,登山の時に着る防風防寒用のフード付き上着
• 牡丹防風という植物
• 浜防風という植物
• 防風という植物
• 防風林
• 新しい橋には防風壁が設置されているので，強風による列車の遅れや運休は９割程度減少する見込みだ。
• さらに，防風のフリース製品も紹介された。
• これらの防風製品は同社の大型店舗の一部のみで販売される。