阪神梅田本店(大阪市)
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「大阪府における2019年コロナウイルス感染症の流行」の記事における「阪神梅田本店(大阪市)」の解説
2021年7月30日、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社と株式会社阪急阪神百貨店は、阪急阪神百貨店が運営する大阪市北区の百貨店「阪神梅田本店」で連日、新型コロナウイルス感染者が多数出たことによるクラスターが発生したと発表した。7月26日から8月8日までに従業員145人の感染が確認されており、そのうちの多くが地下1階と1階の食品売り場担当であるという。これを受け阪急阪神百貨店は、7月31日と8月1日の2日間「阪神梅田本店」を全館臨時休業し、営業を再開した8月2日以降も、地下1階と1階の食品売り場の休業を継続した。 大阪市長の松井一郎は8月5日に開いた記者会見で、「来店客との接触から感染が広がった可能性がある」という大阪市保健所の調査結果を発表した。松井市長の会見に同席した市保健所の担当者は「客の中には無症状の陽性者がいる可能性があり、そうした陽性者がマスクを下げ、大声でしゃべったり、ウイルスが付いた手で何かを触ったりした可能性が考えられる」と説明した。 食品売り場関係者約1100人の抗体検査およびPCR検査の結果が8月9日までに出そろった。これを受けエイチ・ツー・オー リテイリングと阪急阪神百貨店は10日、「阪神梅田本店」の食品売り場の営業再開日を8月20日と発表した。食品売り場関係者を含む従業員約1500人にPCR検査を実施、検査結果で陰性とされた従業員のみでの運営体制の確保、食品売り場にCO2センサーを6台設置、手指消毒の方法を詳しく説明したポスターを阪神梅田本店内53か所に掲示するなどの対策を行った上、改装工事による官庁の検査のために設けられた16日から19日までの全館休業が明けた20日に営業を再開することである 。20日、食品売り場を含む「阪神梅田本店」全館の営業を再開した。この日は地下1階の食品売り場への入り口を1か所を除き閉鎖、入店者数の確認を行った。大阪府の要請に従い、客数を通常の半分以下に制限する。
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