門跡とは? わかりやすく解説

門跡

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 00:58 UTC 版)

名詞

もんぜき

  1. (元々の意味として)平安時代初期から、祖師宗門法統一門成り立たせた法灯教え大系嗣いでいる僧侶転じてその法灯教え嗣ぐ寺院門葉門流
    弘法大師(空海)の門跡慈覚大師(円仁)の門跡など
  2. 平安後期宇多天皇出家して仁和寺入室し御室門跡称して以降皇族公家子弟などが出家して務め特定の寺院住職次第門跡呼称慣例化し、江戸時代には制度化した。(入道親王法親王
  3. 語義2に由来して門跡住職務め特定寺院を指すようになり、寺格を表す語となった。(門跡寺院
  4. 准門跡のことも同じく門跡称する
    戦国時代以降門跡準ずる格式寺院として、宗門法灯を継ぐ僧侶住職務め寺院とその法灯を継ぐ僧侶にたいして、准門跡として門跡名乗る事を許し浄土宗浄土真宗などの管長門跡と呼ぶ。(門主門首法主
  5. 現代語)門跡制度明治時代廃止されて以降語義3、語義4の寺院の、住職管長法灯を継ぐ僧侶、その住職務め寺院が、門跡自称する
  6. 本願寺およびその管長。(本願寺准門跡であるから)。

発音(?)

も↘んぜき

語源

語義1にあるとおり、『一門法灯宗門大系確立した祖師開祖)の教え宗門を守る正当な後継者』のが原意で(門葉門流)、弟子入門させる立場由来。但し、慣例化したのは、語義2の事例

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