門首
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 16:18 UTC 版)
2020年現在、大谷暢裕門首(第二十六代・法名「修如」)。 門首の地位 門首の地位は、真宗大谷派の僧侶及び門徒を代表して、真宗本廟の宗祖聖人真影の給仕並びに佛祖の崇敬に任ずることと、僧侶及び門徒の首位にあって、同朋とともに真宗の教法を聞信することである。 地位の継承 地位の継承は、宗会の議決した内事章範の定めるところによるとする 。 門首の宗務に関する行為 門首の宗務に関する行為は、内局の進達により、下記の事項を行う。 本尊、名号、影像及び法名を授与すること。 儀式を主宰すること。 得度式及び帰敬式を行うこと。 宗会による宗務総長の指名を認証すること。 内局による審問院長の指名を認証すること。 宗憲改正を公示すること。 宗会招集の達示を発すること。 宗議会解散の達示を発すること。 褒賞を授与すること。 懲戒に処せられた者の減免及び復権を認証すること。 門首の行為と内局の進達 門首が、宗務に関する行為を行うときは、すべて内局の進達を必要とし、内局がその責任を負う。 門首に内局の進達事項を拒み、干渉することができない。門首が進達事項を拒否して宗務行為をしないときは、内局が臨時に代行できる。 門首の権能の限界 門首の権能の限界は、上記の宗務に関する行為のほかは、宗務執行に関する権能を有しない。 門首の代行 門首が内局の進達事項を拒み、進達を得ないで宗務に干渉したときは、内局は参与会と常務会の選定した門首代行を置くことを決定できる。
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