銚子電気鉄道のぬれ煎餅
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「ぬれせんべい」の記事における「銚子電気鉄道のぬれ煎餅」の解説
千葉県銚子市の地方私鉄である銚子電気鉄道は、1995年より「銚電のぬれ煎餅」(登録商標)の名でぬれせんべいを製造販売している。慢性的に経営難という問題を抱え続ける同社の増収策として位置づけられ、先行して参入していた「イシガミ」が銚子電気鉄道を支援するため無料で技術を指導した。 仲ノ町駅構内にあった変電所が移転したため、跡地にぬれ煎餅工場が作られた。ほかに犬吠駅でも製造の実演・販売をしている。仲ノ町駅の南隣にはヤマサ醤油の本社と銚子工場があり、銚電のぬれ煎餅にはヤマサ醤油の「ぬれ煎餅専用醤油だれ」が使われている。銚電の駅売店・工場の直売店、県内外の駅売店・サービスエリア等で販売されている。また鉄道関係のイベントで売られることもある。 2006年11月18日、運転資金の不足に陥っていた銚子電気鉄道は、自社のウェブサイトにてぬれ煎餅の購入を呼びかけた。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」という訴えに対して、鉄道を趣味とする人や「2ちゃんねらー」などの多くの人が反応して拡散されたこともあって通信販売による注文が殺到、極度の品不足となったため、通信販売を一時停止したこともあった。これらは、新聞や放送局などのマスコミ各社も報道した事から、この『ぬれせんべい』は全国にその名が知られることになった。2008年5月に通信販売を再開し、現在はサイトで購入できる。2014年には工場が銚子市小浜町に新設された。 2007年に銚子電気鉄道がハドソンのコンピュータゲーム『桃太郎電鉄』とタイアップしたことを受け「桃太郎電鉄 ぬれ煎餅」が販売された。
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