金銀等価交換とは? わかりやすく解説

金銀等価交換

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:51 UTC 版)

日米修好通商条約」の記事における「金銀等価交換」の解説

第5条で、両国貨幣の金銀等価交換が認められている。当時日本の銀貨である一分銀貴金属としての価値を基にしたものではなく幕府信用による表記貨幣であったこのため日本金銀比価は金1に対し銀4.65であり諸外国相場(金1対銀15.3)に比べて銀の価値高かった幕府下田協約交渉過程金貨基準貨幣交換主張したが、ハリス当時アジア貿易一般的であった銀貨基準洋銀)の交換主張して押し切っていた。ただし、草案には日本通貨の輸出禁止含まれていた。しかしながら幕府洋銀一分銀交換を嫌い、交渉過程外国通貨国内流通提案したハリスもこれには同意したものの、日本商人外国通貨慣れるまでの1年間日本通貨との交換認めるように要求した幕府はこれに合意し、かつ日本通貨の輸出認めた結果として金の流出インフレーションによる経済混乱引き起こすこととなった幕末の通貨問題)。幕府貿易専用通貨である安政二朱銀の発行より金流出回避する予定であったが、条約違反非難され安政二朱銀通用は僅か22日間で停止されている。この問題万延小判発行され国内金銀比価国際水準となるまで約1年間続いた

※この「金銀等価交換」の解説は、「日米修好通商条約」の解説の一部です。
「金銀等価交換」を含む「日米修好通商条約」の記事については、「日米修好通商条約」の概要を参照ください。

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