金銀鉱石のアマルガム法による精錬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:02 UTC 版)
「アマルガム」の記事における「金銀鉱石のアマルガム法による精錬」の解説
詳細は「灰吹法」を参照 粉砕した鉱石をさらに微細な粒になるまで挽き、これに水を加えて練り水銀とともに撹拌すると鉱石中の金銀が水銀に溶け込むので、これをキューペル(灰吹き皿)にのせて加熱する。水銀が蒸発し不純物がキューペルに吸収されたあとに金銀の合金が得られる。この際水銀の蒸気は集めて冷却し回収する。この手法は、水銀の蒸気を扱うため作業員や周辺環境への負荷が大きく、21世紀における工業的精錬手法では用いられていない(シアン化物を利用した青化法へ移行)。しかしながら発展途上国の個人、小規模事業者の中では、依然として簡易な手法として着目され利用されている。
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