金山神社 (名古屋市中村区)とは? わかりやすく解説

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金山神社 (名古屋市中村区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 19:45 UTC 版)

金山神社

拝殿
所在地 愛知県名古屋市中村区長戸井町1丁目2番地
位置 北緯35度09分36秒 東経136度52分31秒 / 北緯35.16000度 東経136.87528度 / 35.16000; 136.87528 (金山神社 (名古屋市中村区))座標: 北緯35度09分36秒 東経136度52分31秒 / 北緯35.16000度 東経136.87528度 / 35.16000; 136.87528 (金山神社 (名古屋市中村区))
主祭神 金山毘古神など5柱[1]
社格 村社・10級社
創建 不明
本殿の様式 神明造[1]
例祭 10月第2土曜・日曜
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金山神社(かなやまじんじゃ)は愛知県名古屋市中村区長戸井町1丁目2番地にある神社

由緒

創建年代は不明[1]美濃国一宮の南宮神社から勧請したとされる神社で、現在では金山毘古など5柱を祀る[1]名古屋城築城の際、このあたりを流れていた笈瀬川(おいせがわ)[注釈 1]を使って石材を運んだ際に[2]現在の露橋付近に石切場を置いていたと伝わっており[3]、ここで働いた石工たちの信仰を集めたとされる[2]。かつては金山社と称していた[4]

近代

1872年明治5年)村社に列格[1]1913年大正2年)に地元の無格社(西宮社、宗像社)を合祀するとともに金山神社と改称[5]1927年昭和2年)、境内地が鉄道用地となったため、現在地に遷座した[5]。旧境内は、現在の向野橋南側であったという[注釈 2]。地域住民の崇敬を受けるほか金属業者にも信仰され[1]氏子は1,500戸(1992年平成4年))[1]

笈瀬川から出土した名古屋城築城の際の残石とされる石が、社務所前に2つ置かれている[2]

祭神

境内社

  • 御霊社など2社

祭事


当社を扱った史料

寛文年間(1661年 - 1673年)の『寺社志』、宝暦2年(1752年)の『張州府志』、文政5年(1822年)の『郡村徇行記』、天保14年(1843年)の『尾張志』[4]などに記述がある。

アクセス

脚注

注釈

  1. ^ 中川運河の元になった中川の上流部で、大正末から昭和初頭にかけて下水道幹線として暗渠化された
  2. ^ 境内の案内板による。

出典

  1. ^ a b c d e f g 愛知県神社名鑑、P.22
  2. ^ a b c 横地(1983)P.150
  3. ^ 中村区誌、P.302
  4. ^ a b 尾張志 愛知郡編、P.38
  5. ^ a b 横地(1998)P.99

参考文献

  • 『尾張志 愛知郡編』ブックショップマイタウン、発行年:1999年(復刻版)
  • 名古屋市蓬左文庫 『尾張徇行記』第二巻 愛知県郷土資料刊行会、発行年:1976年
  • 横地清『名古屋区史シリーズ5 中村区の歴史』愛知県郷土資料刊行会、発行年:1983年ISBN 4-87161-016-0
  • 『中村区誌 -区制五十周年記念-』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、発行年:1987年
  • 『愛知県神社名鑑』愛知県神社庁、発行年:1992年
  • 横地清『あだにえーなも中村』愛知県郷土資料刊行会、発行年:1998年ISBN 978-4-28609-868-5

関連項目

外部リンク



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