金塊を巡る旅の始まり(1巻 ー 5巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:38 UTC 版)
「ゴールデンカムイ」の記事における「金塊を巡る旅の始まり(1巻 ー 5巻)」の解説
日露戦争終結後の1907年冬、元陸軍兵の杉元 佐一は、幼馴染の梅子の眼病の治療費を得るため北海道で砂金を採っていたところ、アイヌが秘蔵していた金塊の噂を聞く。直後に杉元は冬眠明けのヒグマに襲われ、窮地をアイヌの少女・アシㇼパに救われる。 作中より5年前、アシㇼパの父・ウイルクを含む7人のアイヌを殺害し 金塊を奪った男・のっぺら坊 は、網走監獄の獄中から仲間に金塊の在処を伝えるべく、同房の囚人たちの体に金塊の隠し場所を示す刺青を彫り、脱獄させた。その刺青は「刺青人皮」として獣の皮のように剥がす事が前提で彫られたものであり、全てを集めて暗号を解くように作製されていた。杉元は梅子の治療費分の金塊を得ることと、残りの金塊をアイヌの手に戻しウイルクの仇を討つことを条件に、アシㇼパと行動を共にすることになる。 同じく金塊を狙う陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する情報将校・鶴見 篤四郎中尉は、日露戦争で活躍しながら報われなかった師団員のため北海道征服を目論んでおり、その軍資金を必要としていた。その理想についていけず数名が造反を企てるが、うち玉井・岡田・野間の3名はヒグマに襲われ死亡、二階堂 浩平は鶴見との取引に応じ原隊復帰。ひとり尾形 百之助上等兵のみ第七師団を離脱する。 脱獄囚の中には戊辰戦争で死んだはずの土方 歳三がおり、彼もまた、かつての盟友・永倉 新八と合流し、刺青の囚人のうち何人かを仲間に加え、蝦夷共和国を再興するために金塊を追い求めていた。第七師団から離れた尾形は土方の用心棒となり、独自に金塊の情報を追う。 杉元とアシㇼパは、捕らえた刺青の囚人で脱獄王と呼ばれる白石 由竹を仲間に加え、各地に散らばった囚人を追いながら鶴見ら第七師団や土方一味 と交戦し、またアイヌらと交流を行ううちに互いの絆は深まってゆく。
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