金塊のレンタル、展示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/19 14:08 UTC 版)
津名町長の柏木和三郎(当時)の発案により金塊の導入が決められた。町は、1億円を担保として当時の金相場の1億円分、62.696キログラムを三菱マテリアルからレンタルし、1989年3月より「触れる金塊」として町内の「静の里公園」内に展示した。金塊の中央には、津名町の町章と町名が刻印されていた。直接触れる物珍しさから当初は年間30万人が来園する盛況ぶりで、2010年までに約377万人が訪れた。金相場によって金塊の大きさが変化する契約であり、金価格の変動により107キログラムから53キログラムまで増減した。 1995年(平成7年)には、金塊を返却し阪神・淡路大震災の復興費に充てられるところであったが、国費負担となり免れた。 2000年10月、2001年6月、1億円金塊の窃盗未遂事件が発生。 2002年(平成14年)の2002 FIFAワールドカップ(日韓ワールドカップ)でイングランド代表を受け入れた際、デビッド・ベッカムが金塊に触れたことにより注目を集めた。 2005年(平成17年)4月1日の市町村合併前に返却するという町議会案が出されたが、住民の反対により金塊はそのまま淡路市に引き継がれた。
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