郷ノ浦港とは? わかりやすく解説

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郷ノ浦港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 13:00 UTC 版)

郷ノ浦港
フェリーターミナル遠景
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郷ノ浦港
Japan Kyushuにおける位置
所在地
日本
所在地 長崎県壱岐市郷ノ浦町郷ノ浦
座標 北緯33度42分 東経129度42分 / 北緯33.7度 東経129.7度 / 33.7; 129.7座標: 北緯33度42分 東経129度42分 / 北緯33.7度 東経129.7度 / 33.7; 129.7
詳細
管理者 長崎県
種類 重要港湾
統計
統計年度 2015年度
発着数 11,224隻(2,751,137総トン)[1]
旅客数 402,629人[2]

郷ノ浦港(ごうのうらこう)は、長崎県壱岐市郷ノ浦町郷ノ浦にある重要港湾。港湾管理者は長崎県である。

壱岐島の海の表玄関の一つである。

概要

壱岐島の南西部にあり、島の行政の中心地である郷ノ浦地区の市街地に隣接している。

江戸時代に壱岐が平戸藩領だった当時から港湾として利用されていたが、元来の地形は遠浅で大型船舶の寄港は困難であった。郷ノ浦町の前身である武生水町が1925年(大正14年)に町制施行した後、港湾修築を進め、順次機能を強化してきた。現在は壱岐唯一の重要港湾として旅客・貨物の輸送に大きな役割を果たしている。

2015年度の発着数は11,224隻(2,751,137総トン)[1]、利用客数は402,629人(乗込人員187,039人、上陸人員215,590人)である[2]

施設

ターミナル(海側より)
  • 郷ノ浦港ターミナルビル
    • 1階-九州郵船壱岐支店、乗船券販売窓口、売店、ジェットフォイル待合室、ジェットフォイル乗下船口
    • 2階-飲食店
    • 3階-フェリー待合室、フェリー乗下船口
  • 観光案内所
  • 壱岐海運
  • 海上保安庁第七管区海上保安本部壱岐海上保安署
  • 郷ノ浦町漁業協同組合
  • 長崎県道25号郷ノ浦港線
  • 大型旅客船対応岸壁(-7.5m) - 2003年度竣工。
  • 小金丸造船
  • 壱岐油槽[3][4]

航路

停泊中のフェリーちくし
壱岐市営船「フェリーみしま」
  • 九州郵船フェリージェットフォイルを運航している。長崎県本土の港湾との定期航路は2009年現在はない。
    • ジェットフォイル「ヴィーナス」、「ヴィーナス2」 厳原港(対馬市)[5] - 郷ノ浦港 - 博多港福岡市
    • フェリー「フェリーきずな」、「フェリーちくし」 厳原港(対馬市) - 郷ノ浦港 - 博多港(福岡市)
  • 壱岐市営船
    • 「フェリーみしま」郷ノ浦港 - 渡良浦港 - 原島港 - 長島港 - 大島港

沿革

  • 1952年(昭和27年) - 長崎県が港湾管理者となる
  • 1959年(昭和34年) - 重要港湾に指定される
  • 1972年(昭和47年) - 1,600t級大型フェリー就航
  • 1973年(昭和48年) - 港湾計画を新規策定
  • 2003年(平成15年) - 臨港地区を指定。大型旅客船対応岸壁竣工
  • 2004年(平成16年) - 客船「飛鳥」が大型旅客船対応岸壁に寄港
  • 2025年(令和7年)4月1日 - ジェットフォイル用の浮桟橋の供用を開始。これまで固定桟橋で潮の満ち引きにより、出入口が1階の場合と2階の場合があった。浮桟橋の供用により、出入口は1階のみとなり、利便性が増した。

周辺

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b 港湾統計(平成27年度)第2部第1表
  2. ^ a b 港湾統計(平成27年度)第2部第2表
  3. ^ 松藤グループ公式サイト掲載『油槽所・扱う製品』(2023年7月12日閲覧)
  4. ^ 松藤グループ公式サイト掲載『油槽所運営会社一覧』(2023年7月12日閲覧)
  5. ^ かつては比田勝港に寄港する便もあった。

参考文献

関連項目

外部リンク


郷ノ浦港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 13:51 UTC 版)

壱岐島」の記事における「郷ノ浦港」の解説

九州郵船により、博多港福岡市)および対馬との間を結ぶ旅客船であるジェットフォイル運航されている。車両航送伴わない旅客は、高速ジェットフォイルを主に利用するまた、壱岐島属島である原島長島大島への航路も、壱岐市により運航されている。

※この「郷ノ浦港」の解説は、「壱岐島」の解説の一部です。
「郷ノ浦港」を含む「壱岐島」の記事については、「壱岐島」の概要を参照ください。

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