衣浦港とは? わかりやすく解説

衣浦港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 17:28 UTC 版)

衣浦港
半田運河ミツカン(中埜酢店)倉庫群
所在地
日本
所在地 愛知県美浜町武豊町半田市東浦町刈谷市高浜市碧南市西尾市
詳細
開港 1899年8月4日(武豊港)
管理者 愛知県
種類 重要港湾特定港
水域面積 4,020ha
陸域面積 220ha
統計
統計年度 2022年[1]
発着数 5,287隻
取扱貨物量 15,128,162トン(外貿)
4,607,166トン(内貿)
公式サイト 愛知県衣浦港務所ホームページ
衣浦港

衣浦港(きぬうらこう)は、愛知県美浜町武豊町半田市東浦町刈谷市高浜市碧南市西尾市にまたがる港湾[2]三河湾北西奥部(知多湾奥部、衣浦湾奥部)に位置する。港湾管理者は愛知県。

概要

港湾法上の重要港湾港則法上の特定港関税法上の開港に指定されている。湾が境川の延長線上に細長く伸びており、衣浦大橋衣浦海底トンネルが両岸を結んでいる。

歴史

衣浦湾はかつて衣ヶ浦(ころもがうら)と呼ばれ(豊田市の旧称「挙母」(ころも)も同源)、古くから栄えていた。1899年8月4日に武豊港が愛知県内で最初に開港した。伊勢湾奥部に位置する名古屋港の開港は1907年で、当時はまだ熱田港と称して築港工事中であった。鉄道1886年に現在の武豊線東海道本線に先んじて敷設されたほどであった。

1957年5月、港湾法上の武豊港、半田港、亀崎港、高浜港、新川港、大浜港、平坂港を統合して衣浦港となった[3]。関税法上も1959年4月11日に武豊港を衣浦港に改称した。

現在では、知多西三河地域の工業品は主に名古屋港や三河港(東三河地域)より輸送されており、衣浦港の比率は小さいものとなっている。

取扱貨物量

  • 輸出:413,473トン(鉄鋼69%、金属くず27%、その他4%)
  • 輸入:7,490,538トン(石炭52%、米・豆・雑穀19%、木材10%、石油製品9%、非金属3%、その他7%)
  • 移出:8,094,518トン(輸送機械79%、米・豆・雑穀6%、鉄鋼3%、金属くず3%、その他8%)
  • 移入:4,973,991トン(鉄鋼29%、石炭19%、輸送機械18%、重油12%、その他23%)

主要立地企業

武豊火力発電所
東海カーボン知多工場夜景

脚注

  1. ^ 愛知県港湾統計(令和4年)”. 愛知県 (2024年3月22日). 2025年3月2日閲覧。
  2. ^ 衣浦港の概要 - 愛知県”. www.pref.aichi.jp. 2023年4月29日閲覧。
  3. ^ 衣浦港のあゆみ - 愛知県”. www.pref.aichi.jp. 2025年2月25日閲覧。

関連項目

外部リンク





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