遺伝子多型とは? わかりやすく解説

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いでんし‐たけい〔ヰデンシ‐〕【遺伝子多型】


多型

同義/類義語:遺伝子多型
英訳・(英)同義/類義語:Polymorphism

遺伝学で、同一種内で同一遺伝子で、異な構造遺伝子を持つ集団複数存在する状態。アミノ酸配列の多型や、1ヌクレオチドの多型(単ヌクレオチド多型、SNP)など、多く存在様式がある。

遺伝子多型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 10:45 UTC 版)

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遺伝子多型(いでんしたけい、Gene polymorphism)とは、集団内で複数の対立遺伝子がその遺伝子座を占める状態(多型)のことである[1]。加えて、各対立遺伝子が一般に多型と見なされるためには、少なくとも1%の割合で集団に存在する必要がある[2]

遺伝子多型は、ゲノムのどの領域でも発生する可能性がある。多型の大部分は眠っている状態(遺伝子の機能や発現を変化させない状態)である[3]。いくつかの多型は表現型として現れる。たとえば、犬の場合、E遺伝子座はE、Em、Eg、Eh、eとして知られる5つの異なる対立遺伝子を持ちうる[4]。これらの対立遺伝子の様々な組み合わせが、犬の体毛に見られる色素沈着とパターンに寄与している[5]

関連項目

脚注

  1. ^ Genetic polymorphism - Biology-Online Dictionary | Biology-Online Dictionary”. 2021年5月12日閲覧。
  2. ^ Genetic Testing Report-Glossary” (英語). National Human Genome Research Institute (NHGRI). 2017年11月8日閲覧。
  3. ^ Chanock, Stephen. “Technologic Issues in GWAS and Follow-up Studies”. Genome.gov. 2017年5月22日閲覧。
  4. ^ Dog Coat Colour Genetics”. 2021年5月12日閲覧。
  5. ^ E-Locus (Recessive Yellow, Melanistic Mask Allele)”. www.animalgenetics.us. 2017年11月8日閲覧。

遺伝子多型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 18:38 UTC 版)

性ホルモン結合グロブリン」の記事における「遺伝子多型」の解説

このタンパク質遺伝子には、異な効果を持つバリエーションがある。ヒトの場合一般的な多型には次の様なものがある。 Rs6259(17番染色体上のAsp327Asn 7633209とも呼ばれる)は、N-グリコシル化部位1つ増え余分な糖が付加される。この結果タンパク質循環半減期長くなり、濃度上昇する。健康への影響としては、子宮内膜癌リスク低下する事、また、全身性エリテマトーデスリスク上昇する事が挙げられる。 Rs6258はSer156Proとも呼ばれ17番染色体の7631360にある。 Rs727428の7634474はヒトの数パーセント存在する。 (TAAAA)(n)は、5つ塩基対で、反対側のDNA鎖に可変回数繰り返す

※この「遺伝子多型」の解説は、「性ホルモン結合グロブリン」の解説の一部です。
「遺伝子多型」を含む「性ホルモン結合グロブリン」の記事については、「性ホルモン結合グロブリン」の概要を参照ください。

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