遣天竺使節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 02:32 UTC 版)
彼岸法師 学僧の一人で玄奘三蔵の弟子。自尊心が強く、己を過大評価しがちなところがある。 漫画版ではかなり恰幅の良い体型。天竺の数理学を修得することを望んでいるほか、表音文字である「仮名文字」の原案を提示している。しかし、思考が先を行き過ぎているのか周囲を置いてきぼりにすることも多い。 智岸法師 学僧の一人で玄奘三蔵の弟子。曲女城の政変から解放されたのち、彼岸と共に海路組と旅立つが獅子国(スリランカ)を経た際に熱病に罹り2人とも船上で亡くなった。 漫画版ではパっと見て線の細い青年。ヒマラヤを通過する途上に起きた落石事故で氷河から流れ出る激流に落ち、玄策に救われる。その際に原作では出発前に師である玄奘が観た摩伽陀の異変を幻視していた。彼岸と比べると凡庸な面はあるが、彼の仏教に関する考察をまとめた書簡の内容は玄奘の翻訳した般若心経とほぼ同一だった。 王玄廓 王玄策の従弟。玄策と師仁が牢を脱する際に玄策の身代わりとして残る。マガダ軍が敗退した際に天竺諸侯に発した檄文について問いただされたが、尊師と協力して曲女城を開城させる。唐への帰還時に陸路を選んだ玄策に対して海路を用いて帰国した。
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