違法性やゲイ討伐事件多発で減少へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 14:32 UTC 版)
「発展場」の記事における「違法性やゲイ討伐事件多発で減少へ」の解説
夜の公園やトイレ、海辺、映画館、公衆浴場、大きな鉄道駅やその近くの大型商業施設のトイレなどで発展行為が行われることがある。発展場とされている公園などで、相手を求めに来ていると思われるゲイ男性同士で声をかけ、互いにタイプなら合意の上で性行為に及ぶ。家やホテルに行くこともあるが、トイレや木陰などで性行為に及ぶこともある。 しかし近年は、近隣への迷惑なども考え、発展行為が行われないよう対策が講じられている場合も多い。例えば、発展が多いとされている場所では、夜間でも照明を点灯する、公衆トイレを閉鎖する、警備員の巡回を増やす、警告の張り紙を張るなどして発展行為の禁止が呼び掛けられていることがある。新宿二丁目に位置する新宿公園(元太宗寺庭園)の再整備にあたっては、不審者対策として公園全体の樹木や工作物を死角になりにくいよう疎に配置する、園路を減らすなどの対策がとられた(路上生活者対策も含まれる)。公衆浴場は、一般的な入場規則として「他のお客様のご迷惑になる」行為を禁止している場合が多く、公然わいせつ行為を行わないとしても強制退店になったり、悪質な場合刑事罰の対象となることがある。一部の異性愛者向け公衆浴場は、店員がやらせでゲイに近づき、わざと手を出させて追い出しているところもある(おとりホモ作戦)。 下節で触れる発展場でゲイを討伐する事件が相次いでいることや、室内発展場の増加、インターネットなどの出会いツールの普及などで出会いが比較的容易になったこともあり、野外や公共の場での発展行為は減少傾向にある。またゲイ狩りが相次いだこともあり、近年のゲイ雑誌は野外や公共の場における発展行為をしないように、呼びかけることもある。
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