過去の拡大とは? わかりやすく解説

過去の拡大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 15:08 UTC 版)

欧州連合加盟国」の記事における「過去の拡大」の解説

拡大欧州連合の政治展望において重要な議題である。欧州連合は「インナー6」と呼ばれる共同体設立積極的な諸国によって設立された。当初共同体に対して懐疑的だったインナー6以外のヨーロッパ諸国加盟方針転換したのは欧州経済共同体設立から10年経過したのちのことであったが、その当時共同体のほうが拡大懐疑的な姿勢見せていた。フランス大統領シャルル・ド・ゴールイギリス加盟アメリカトロイアの木馬となることを恐れイギリス加盟拒否権行使したド・ゴール大統領退任したことにより、ようやくイギリス3度目加盟申請認められた。 イギリス同時にアイルランドデンマークノルウェー加盟申請していた。ところがアイルランドデンマークイギリスとともに加盟を果たす一方でノルウェー国民投票反対され、このことは国民によって加盟拒否された初の事例となったその後グリーンランド1985年共同体から離脱するも、冷戦の終結までにさらに3か国が共同体加盟した1987年にはモロッコ加盟希望し、このとき共同体対象となる地理的な範囲検討されたが、モロッコヨーロッパの国ではないとして加盟認められなかった。 1990年になると冷戦終結しドイツ再統一により東ドイツ各州共同体組み込まれた。また従来中立的な立場であったオーストリアフィンランドスウェーデン新たに発足した欧州連合加盟した。その一方でスイス1992年加盟申請したが、国民投票欧州経済領域への参加反対するという結果受けて加盟のための協議凍結され、また再度加盟申請していたノルウェーも再び加盟是非を問う国民投票反対された。その後旧東側諸国旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国構成していた諸国欧州連合への加盟動き出した。そして2004年5月1日にこれらの10国々欧州連合加わり東西ヨーロッパの統合を示す出来事となった2007年1月ブルガリアルーマニアが、2013年7月クロアチア欧州連合加盟し欧州連合28国体となったその後欧州連合西バルカン諸国加盟優先的に協議している。アイスランド2009年7月23日正式な加盟申請行い加盟候補国として承認されたが、2015年3月12日加盟申請取り下げた

※この「過去の拡大」の解説は、「欧州連合加盟国」の解説の一部です。
「過去の拡大」を含む「欧州連合加盟国」の記事については、「欧州連合加盟国」の概要を参照ください。

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