連続通り魔事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 23:59 UTC 版)
本事件の被疑者Oは、16歳だった2011年(平成23年)11月18日に、埼玉県三郷市内で下校中の中学3年生の女子生徒に背後から包丁であごを刺し、その約2週間後の同年12月1日には千葉県松戸市内で小学2年生の女児のわき腹を複数回刺していずれも重傷を負わせた連続通り魔事件を起こした犯人であり、同月12月5日に銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕された。このほかにも、Oは三郷市で車などに放火したり、猫を殺したりする事件も起こしていた。Oは犯行後、自宅で血のついた刃物を眺め満足感を得ていたことや「女性を襲うことに性的興奮を感じていた」「当初は殺害し、首を持ち帰ろうと思った」という発言を繰り返していたことが検察の冒頭陳述で明らかになった。 Oはその後、2012年2月1日から同年5月21日まで鑑定留置され、同年5月26日に殺人未遂などの容疑でさいたま家庭裁判所へ送致された。その後、Oは同年7月18日にさいたま家裁から逆送致決定を下され、同月27日にはさいたま地検により、殺人未遂などの罪で起訴された。一方、同年6月5日にはさいたま区検察庁が、息子Oに刃物を持たせたとして、Oの父親(当時47歳)を埼玉県青少年健全育成条例違反の罪で略式起訴し、さいたま簡裁は同日、Oの父親に罰金30万円の略式命令を下している。
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