連続ドラマ『西部警察2003』の制作
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「西部警察 SPECIAL」の記事における「連続ドラマ『西部警察2003』の制作」の解説
2003年7月17日、石原の十七回忌命日でもあるこの日、『西部警察2003』と題した連続ドラマ(同年10月から12月までの毎週木曜日夜8時からの1時間枠(「木曜ミステリーシリーズ枠」)にて全10話を放映予定であった)の制作が発表された。制作費は1話につき1億、計10億円。発表段階で名古屋、大阪、広島と地方ロケが決まっており、主にテロ事件を扱い、旧作と同様に派手なスペクタクルシーンを前面に出す内容が予定されていた。脚本は峯尾基三、柏原寛司、初登板の深沢正樹ほか。監督は吉田啓一郎、小澤啓一、村川透ほか。同年8月10日~8月22日まで名古屋近辺でロケを行い、最終回はスペシャル版の予定であった。 小林正彦専務によれば「毎回、大爆破というわけにはいかないが、2回に1回くらいは、やらなきゃならんでしょう。テレ朝からもらう制作費は1本3500万円だけど、1億円はいくけど、安全面に細心の注意を払うが、やるべき時は思い切ってやります。」とコメントしている。 第1話と第2話は名古屋ロケを敢行。脚本は峯尾基三、監督は吉田啓一郎。中国人密輸組織と大門軍団との戦いを描いた前後編で、第1話のクライマックスは、密輸組織のアジトに踏み込んだ池田努と徳重聡が仕掛けられた爆弾に気付き脱出するシーンだった。 同年8月10日にクランクインし、翌日8月11日早朝、愛知県名古屋市栄にてビル爆破シーンの撮影が行われた。この後「金城埠頭」「ガーデン埠頭」「南京大路」でカーチェイス、通常走行シーンの撮影が行われた。ただし、「金城埠頭」「ガーデン埠頭」の撮影は名古屋港管理組合が許可していたが「南京大路」に関しては組合はおろか、所轄警察署の道路使用許可さえ得ていない撮影だったことがわかった。この件に関しては事故後に所轄に制作サイドから謝罪があり、厳重注意処分となった(警察官が駆けつけたときにはすでに撮影が終わっており、現認できなかったため)。
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