速射砲のはじまりとは? わかりやすく解説

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速射砲のはじまり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 01:24 UTC 版)

速射砲」の記事における「速射砲のはじまり」の解説

19世紀後半に、駐退機発明され閉鎖機改良が行われるなど、砲の発射速度向上させる発明相次いで出現した1887年イギリスアームストロング社は、4.7インチ120mm)砲を速射砲名付け発売したそれまで艦砲発射速度毎分1発程であったのに対しカタログデータ上5.3秒に一発発射できるとされた。当時弾丸自動装填する技術はなく、また装薬には黒色火薬使用していた関係で、これより大口径の砲では発砲後に砲身洗浄が必要とされていたことなどから、弾丸人力扱える中口径の砲の速射化が進められた。これ以降アームストロング社製以外の大砲であっても駐退機備えるものは速射砲呼ばれるうになるアームストロング速射砲最初に導入したのは日本海軍で、イギリス海軍よりも早かった日本初め速射砲搭載したのは防護巡洋艦千代田であった日本海軍アームストロング速射砲は、日清戦争における黄海海戦勝利大きく寄与したとされている。 クルップ社擁するドイツ海軍速射砲導入には積極的で、戦艦主砲世界ではじめて速射砲導入したカイザー・フリードリヒ3世級戦艦主砲口径こそ24cmで世界最小であったが、同時に当時世界最大口径速射砲であった速射砲登場で、火力評価する場合一発あたりの威力という評価のほかに、単位時間あたりの投射重量(あるいは連射速度)という評価基準生まれた。ただし、駐退機一般化すると、これを採用する大砲を特に速射砲称することは無くなったその後、あるいは現代において速射砲称するのは、それとは別の分類よるものである。

※この「速射砲のはじまり」の解説は、「速射砲」の解説の一部です。
「速射砲のはじまり」を含む「速射砲」の記事については、「速射砲」の概要を参照ください。

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