軍事と国際関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 02:57 UTC 版)
1932年(昭和7年)3月、関東軍の下で満州国建国宣言。帝国政府は満州国を認めず協調外交継続を模索するも、首相暗殺事件により同年9月満州国承認。翌1933年(昭和8年)3月国際連盟脱退。帝国政府が協調外交継続を模索する一方で、国内では対中、対米英開戦論が高まり、開戦を煽るマスコミ報道も過熱していた。 1937年(昭和12年)7月日中開戦(大東亜戦争)。11月日独伊三国防共協定成立。日・満・華(南京政府)による共同防共を目指す東亜新秩序声明発表。1940年(昭和15年)日独伊三国同盟調印。1941年(昭和16年)12月対米英宣戦布告(太平洋戦争)。 軍事に関しては、おおむね昭和10年代初めの平時編制として、陸軍は内地が東部、中部、西部に区分されてそれぞれの地域に防衛司令部が設置され、また、内地に14個師団と北海道に1個師団が配備されていた。朝鮮には朝鮮軍司令部と2個師団が、台湾には台湾軍司令部と台湾守備隊が、関東州・満州には関東軍司令部と関東軍守備隊が置かれている。海軍は平時編制ではまず艦船を現役艦と予備艦に分け、現役艦を以って第一艦隊と第二艦隊から構成される連合艦隊、または警備艦として鎮守府に所属した。
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