赤福会長復帰と再度の退任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 04:17 UTC 版)
「濱田益嗣」の記事における「赤福会長復帰と再度の退任」の解説
2017年11月24日付で、益嗣は赤福の代表取締役会長に復帰した。関係者によると、同日の株主総会で、赤福の持株会社であり、益嗣が社長である濱田総業より、益嗣の役員選任が提案され、承認された。勝子も引き続き代表権を持ち続ける。前会長の典保は顧問となった。 2020年2月18日放映のテレビ東京によると、関連企業の伊勢萬が益嗣の指示で2000年から2012年にかけて、指定暴力団に対して代紋入り焼酎を製造・販売していたことが発覚した。取材によると、益嗣は2020年1月16日付で赤福代表取締役会長を再度退任していた。また『朝日新聞』『中日新聞』によると、益嗣は1989年頃、飲食店で従業員から暴力団幹部を紹介され、1996年まで複数回にわたり飲食を共にした。2000年から暴力団幹部から直接受注する形で、24回、8180本の焼酎を販売し、1500万円の利益があった。2019年12月、これらの件を聞きつけた男により、濱田総業に対する恐喝未遂事件が発生し、三重県警伊勢警察署に逮捕されたことで、暴力団との取引が明るみに出た。東海テレビによると、関係者の話として、代紋入りの焼酎は名古屋市に本部を置く山口組傘下の暴力団が買い取り、組と関係のある企業や個人に配ったと報じた。 『伊勢新聞』は、濱田総業への恐喝未遂の被疑で逮捕された男(津地方裁判所で有罪判決)に獄中取材した。それによると、男は「昨年11月末に骨董品店で偶然空き瓶を見つけ、3千円くらいで購入した」「(暴力団との繋がりは)全く関係ない」「骨董品の収集が趣味なだけ。浜田総業へ行ったのは自分一人の判断」と主張した。2月27日放映のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」によると、赤福関係者の話として、「ほとぼりが冷めたら会長は三度戻ってくるでしょう」「食品偽装のころから何も変わっていません」と報じた。
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