赤坂東宮御所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:10 UTC 版)
皇太子明仁親王の御所として、貞明皇后の大宮御所の跡地に建設され、総工費2億2300万円で、1960年(昭和35年)4月に竣工した。 2015年(平成27年)時点では、72部屋(公室部分12、事務棟38室、奥私室22)ある。 谷口吉郎の設計による鉄筋コンクリート地上2階、地下1階建てで、御座所棟と事務棟に分かれる。御座所は、日月の間・檜の間・鶴溜・もみじの間・黒柿の間・黒林の間・塩地の間などがあり、御座所は更に表公室(大小応接室・進講室・レセプション用の大食堂・事務室・書庫など)と奥私室(談話室・居間・食堂・妃用のキッチン・予備室・応接室・寝室・着替え室・御化粧室・地下厨房)に分かれる。御座所棟と事務棟は渡り廊下でつながれており、事務棟1階(護衛室・電池室・応接室・事務主管室・事務宿直室・事務室など)と事務室2階(侍医室・東宮大夫室・侍従長室・侍従寝室・侍従室・応接室・女官室・女官長室・女官寝室など)がある。 1989年(昭和64年)1月7日、昭和天皇が崩御し明仁が践祚(即位)するが、その後も当地に住み続けたため、「御所」(赤坂御所)と改称された。1993年(平成5年)12月に吹上御苑内の皇居半蔵門近くに新築された御所に天皇明仁・皇后美智子と紀宮清子内親王が転居した後は皇太子徳仁親王が居住したため、再び東宮御所となった。
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