諸人御返事とは? わかりやすく解説

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諸人御返事〈日蓮筆/弘安元年三月廿一日〉

主名称: 諸人御返事〈日蓮筆/弘安元年三月廿一日
指定番号 247
枝番 00
指定年月日 1968.04.25(昭和43.04.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 1巻
時代区分 鎌倉
年代 1278
検索年代
解説文:  日本仏教の各宗祖の中で、日蓮ほど自筆文書多数遺している例はない。それは日蓮法華経信奉者であり、釈迦直伝弟子自認していただけに、彼の死後釈迦滅後仏弟子たちによる仏典結集の例にならい、日蓮の弟子たちが日蓮遺文蒐集につとめ、それを日蓮代るものとして代々護持してきたことによる。それらを今日多数所蔵しているものとして、昨年法華経寺千葉県)と大石寺静岡県)の分が指定されたが、今回それ以外で重要と思われるものをとりあげた。「諸人御返事」は、弘安元年一二七八)春鎌倉幕営中で日蓮一門他宗とを討論せしめようとの計画がある旨風聞した弟子が、身延日蓮急報したのに対し、かねての所願といたく歓喜してしたためた返書である。年記があり、首尾完結して比較短章な点も注目される一通である。「神国王者」は、国家盛衰教法邪正密接な関係があることを詳論したもので、かの立正安国論述作思想的背景を知るべきものとして重要視される



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