詔戸次第〈乾元二年卯月廿一日/〉
主名称: | 詔戸次第〈乾元二年卯月廿一日/〉 |
指定番号: | 335 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1973.06.06(昭和48.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 古文書 |
ト書: | |
員数: | 1巻 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 1303 |
検索年代: | |
解説文: | 若狭【わかさ】国の若狭大明神に伝来した詔詞【のりと】の古写本で、斐紙に「上下宮御祭詔戸」以下「山途申次第」に至る。あわせて十四項の詔詞およびその次第を収めている。本文は宣命体風で、まま片仮名をまじえ、文中には返点【かえりてん】、朱句点があり、全文にわたって稠密な傍訓を本文と同筆で注記する。その内容は若狭国司、在庁官人が若狭彦大明神に奉った詔詞を中心に、国庁の詔詞次第、国司奉幣次第および詔詞等を掲げて、中世における若狭国神事の大様を伝えている。本巻が国司の奉幣次第と詔詞の具体的内容を明らかにしていることは珍しく、ことに巻末に掲げる「山途申次第」は北陸道御封使の姿を如実に示して興味深い。鎌倉時代に溯る詔詞の古写本として貴重である。 |
古文書: | 親鸞自筆書状類 観心寺文書 証如上人極官関係文書 詔戸次第 諸人御返事 豊前国仲津郡丁里大宝二年戸籍断簡 貞観寺根本目録 |
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