試合前の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 08:20 UTC 版)
「魚津対徳島商延長18回引き分け再試合」の記事における「試合前の状況」の解説
延長18回までで打ち切りというのは今大会から適用されたルールであったが、このきっかけを作ったのが徳島商のエース板東英二であった。板東は春季四国大会において、対高知商戦で延長16回、翌日の対高松商戦で延長25回の計41回を完投したのである。これを見た高野連役員が健康管理上問題ありとして連盟理事会に諮ったため、『延長戦は18回で打ち切りとし、引き分けの場合は翌日に再試合を行う』という延長引き分け再試合規定が決められた。この適用第1号となったのが奇しくも板東の投げる試合だった。 魚津は今大会が甲子園初出場であったが、1回戦で浪華商打線をエース村椿輝雄が4安打完封して波に乗った。続いて2回戦は明治と打ち合いの末7-6で逃げ切り、3回戦の桐生戦は村椿が4安打完封して準々決勝に進んできた。 対する徳島商は2回戦からの出場であった。板東は2回戦で秋田商を1安打17奪三振完封、3回戦は八女を4安打15奪三振1失点に抑えていた。
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試合前の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 22:53 UTC 版)
「中京商対明石中延長25回」の記事における「試合前の状況」の解説
中京商は、この大会に史上初の3連覇がかかっていた。3年連続でエースを務める吉田正男を中心として、捕手に野口明を擁するなど、まとまった戦力を有していた。吉田は1回戦の善隣商戦でノーヒットノーランを達成するなど好調であったが、続く2回戦の浪華商戦で負傷し、左瞼を3針縫う事態に見舞われた。ただしこの試合を続投し、準々決勝で藤村富美男がいた大正中を退け、準決勝に進出してきた。 一方、明石中には剛球投手として名高い楠本保がいた。楠本は前回大会で4試合36イニングを投げて被安打9、奪三振64、与四球8、失点3というすばらしい記録を樹立し、本大会でも3試合24イニングで奪三振38、失点0、2回戦水戸商戦では中田武雄との継投でノーヒットノーラン達成という驚異的な力を発揮していた。 楠本は本年春の選抜大会準決勝において中京商を1-0、3安打完封に抑えており、中京商にとっては3連覇達成の前に大きく厚い明石中という壁が立ちはだかっていた。
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