証言に対する疑義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 21:49 UTC 版)
こういった「慰安婦」証言に対し、疑義を唱える声に以下のようなものがある。 強制的に戦地へ連れて行くことは、警察権力もしっかりしており、法治主義システムが成立していた当時の朝鮮半島ではとうていできない。 植民地世代の韓国人に強制連行の光景を見たことも聞いたこともないという証言はインタビューなどで多数得られている。 アメリカ軍による捕虜にした北ビルマのミチナ慰安所の朝鮮人従軍慰安婦からの聞き取り報告では、「高収入、家族の借金返済のための好機、軽労働等の宣伝に応じて多くの女子が慰安婦業務に応募している」ことが記録されている。 小林よしのりは『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』などで、朝鮮人(当時は併合されていたので法律上は日本人)業者による人身売買(親が娘を売った)、甘言で騙し借金漬けにして働かせたのだと主張している。 ソウル大学名誉教授安秉直は、慰安婦について韓国挺身隊問題対策協議会と共同で調査し、金学順と文玉珠を強制によると認定した。しかし、この調査について後に韓国の新聞のインタビューで「問題は強制動員だ。強制動員されたという一部の慰安婦経験者の証言はあるが、韓日とも客観的資料は一つもない」「3年活動してからやめた理由は、彼ら(挺身隊対策協)の目的が慰安婦の本質を把握して今日の悲惨な慰安婦現象を防止することではなく、日本とケンカすることだったからだ」とコメントしている。
※この「証言に対する疑義」の解説は、「「慰安婦」証言」の解説の一部です。
「証言に対する疑義」を含む「「慰安婦」証言」の記事については、「「慰安婦」証言」の概要を参照ください。
- 証言に対する疑義のページへのリンク