証言に対する疑問
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:44 UTC 版)
しかし、このトラック運転手の証言に対して弁護側は、車列に変更が起こらない状況は、対向車線がない一車線の道路で、かつ脇道がなく路肩に駐車場もないという極めて特殊な環境でしか起こり得ない、と反論した。そして、現場から検問所までの26キロの道のりには、少なくとも県道レベルの脇道が4本あり、その他の道路や駐車場も多数ある、として検察側の主張を否定した。 これに加えてトラック運転手の証言には、7年前に受けた検問で偶然に自車の前に居合わせた車を「4トンの平ボディで空荷のトラック」と詳細に記憶していることは不自然である、といった指摘や、事故処理の状況からみてトラックが現場を発進したのは21時41分以降のことであるが、22時ちょうどに検問所に到着するためには、急カーブの続く山道を平均時速83.5キロで走行しなければならない、といった指摘がなされている。
※この「証言に対する疑問」の解説は、「遠藤事件」の解説の一部です。
「証言に対する疑問」を含む「遠藤事件」の記事については、「遠藤事件」の概要を参照ください。
- 証言に対する疑問のページへのリンク