製作発表から製作開始までとは? わかりやすく解説

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製作発表から製作開始まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:54 UTC 版)

黒部の太陽」の記事における「製作発表から製作開始まで」の解説

1962年日活から独立し制作プロダクション設立した石原裕次郎は、五社協定苦しめられ、「自分映画作る」という当初目標揺らいでいた。1963年には独立後の第1弾として、映画監督市川崑タッグ組み海洋冒険家堀江謙一モデルとした映画太平洋ひとりぼっち』を公開し第14回ブルーリボン賞企画賞、芸術祭賞等を獲得し高く評価されたものの、興行面では失敗終わった1964年同じく東宝から独立し自身社長とする制作プロダクション設立していた三船敏郎石原裕次郎2人会見し三船プロ石原プロ共作映画化する発表した。しかし実現までには間隔空いた日活との問題加え当時石原プロ元にはスタッフ・キャスティングに必要な人件費500万円しか無かった石原裕次郎はこの500万円を手に、劇団民藝主宰者であり、俳優界の大御所である宇野重吉訪ね協力依頼した宇野民藝として全面協力することを約束し宇野含めた民藝所属俳優スタッフ必要な装置などを提供。以降裕次郎宇野恩人として慕うようになったまた、制作当たって映画会社から関西電力に対して圧力掛かっていたが、これについては石原裕次郎直接会った当時の社長が、石原裕次郎映画制作への気持ち汲み圧力屈するどころか全面協力をしたとされている。そして、三船敏郎は製作にもっとも強く反対していた日活堀久作社長に直々に交渉し、「関西電力映画前売り券100万販売保証しているが、配給日活でどうか」ともちかけたことで、堀社長裕次郎出演認め方向方針変えた1966年、再び三船裕次郎会見開き毎日新聞連載されていた『黒部の太陽』を映画化する発表した

※この「製作発表から製作開始まで」の解説は、「黒部の太陽」の解説の一部です。
「製作発表から製作開始まで」を含む「黒部の太陽」の記事については、「黒部の太陽」の概要を参照ください。

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