装飾品・儀礼用として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:44 UTC 版)
「プレートアーマー」の記事における「装飾品・儀礼用として」の解説
前述の通り衰退した後も、儀礼用の装飾を施したパレードアーマーは残り続け、その存在感や装飾性から美術品として現代にいたるまでも珍重されている。これらは彫金や見栄えのする飾りなどが取り付けられており、また実戦よりも儀礼的に利用されるため、軽量化のために実際の耐久性は考慮されていないなどの特長も見られる。馬上槍試合用の鎧は重点を固める方向で重量化、こちらも衝撃を受けない部分が簡略化されるなど、戦闘に於ける実用性は失われ、槍試合に特化したものに変化していった。 バチカンのスイス衛兵は入隊式において制服の上から上半身にプレートアーマーを着て宣誓を行う。新規入隊者が着用するものには飾りが無いのか特徴である。 これらの装飾用プレートアーマーは現代でも製作され続けているが、一部では趣味の製作者が自動車のスクラップやドラム缶の板金で製作されることもある。現代のものはほぼ装飾用で、一部では歴史再現物などのコスプレの一種(→Historical reenactment)として着用可能なものが流通しており、パレードや歴史再現劇、ジョストのイベント、アーマードバトル用など目的に合わせた鎧が流通している。
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