血液型の決定とは? わかりやすく解説

血液型の決定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 03:47 UTC 版)

オリゴ糖」の記事における「血液型の決定」の解説

血液型血球上のオリゴ糖鎖の構造により決定される。 違う血液型同士混ぜる抗原抗体反応により赤血球凝集が起こる。これは赤血球膜上に存在する血液型物質である複合糖質糖鎖構造が違うと、異物認識され抗原抗体反応による凝集が起こるためである。従って赤血球上の糖鎖構造血液型決定している。ABO式血液型において、A型決定する因子A型物質B型決定する因子B型物質O型存在する血液型物質H型物質という。H型物質A型B型赤血球膜上にも存在しH型物質A型物質B型物質前駆体ではないか考えられている。このようにH型物質O型決定因子はならずA型B型前駆体である基本物質という意味からHuman(ヒト)の頭文字をとってH型物質呼ばれている。H型物質糖鎖構造2種類あり、L-フコース-α(1→2)-D-ガラクトース-β(1→3)-N-アセチル-D-グルコサミンI型糖鎖、L-フコース-α(1→2)-D-ガラクトース-β(1→4)-N-アセチル-D-グルコサミンⅡ型糖鎖という。Ⅰ型糖鎖Ⅱ型糖鎖違いは、ガラクトースとN-アセチルグルコサミン結合形式がβ(1→3)であるかβ(1→4)かだけである。H型物質ガラクトース残基にN-アセチルガラクトサミンがグリコシド結合した糖鎖A型物質で、ガラクトース結合した糖鎖B型物質である。AB型血液には、血球膜上にA型物質B型物質どちらも存在する

※この「血液型の決定」の解説は、「オリゴ糖」の解説の一部です。
「血液型の決定」を含む「オリゴ糖」の記事については、「オリゴ糖」の概要を参照ください。

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