著作権のあるコンテンツ共有に関するRIAAとの紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 15:28 UTC 版)
「Audiogalaxy」の記事における「著作権のあるコンテンツ共有に関するRIAAとの紛争」の解説
2001年5月、Audiogalaxyはグループ機能としてグループメンバーが同じグループメンバー全員に曲を送信できるようにした。ユーザーは著作権のある特定の曲を転送できないようにするAudiogalaxyが課している「ブロックソング」制限を回避する手段としてこのバックドアを使用した[要出典]。加えて、特定のファイルがブロックされた場合でも、同じファイルをグループや曲のスペルを変えて置き換えることが可能だった。例としてPink FloydのWish You Were Here(英語版)がブロックされた場合、「Wish You Were Here by Pink Lloyd」と題した別のトラックが突然現れる。この後に出たファイルは過去のブロックされたファイルと完全に同一とすることができるが、Audiogalaxyが「Pink Lloyd」に関する通知を受けていないため、そのトラックのダウンロードは影響を受けなかった。 2002年5月9日、Audiogalaxyは曲を送信するには送信者の共有フォルダが必要になるようにした。過去にCGIのパラメータを編集することで曲をだれにでも送信できた。この制限は共有フォルダにダミーファイルを作成することで早期に破られ、同じ名前で曲を送信することが出来たが、Audiogalaxyによるチェックサムハッシングのためダミーにもかかわらず正しいファイルを送信できた。一部のユーザーもこの設定を回避することが出来たがCGI編集の代替は洗練されたとはいえないソリューションだった。共有フォルダに置かれた単純なバッチファイル(例として"move *.mp3 x:\something\"という1行)で任意の時間に任意のフォルダへMP3を移動出来るようにしていた[要出典]。 Audiogalaxyが音楽産業との協力や、著作権のある曲をブロックする試みを行なっていることを主張しているのにもかかわらず、2002年5月24日、Audiogalaxyはユーザーの多くが認証されていない著作権のある音楽ファイルの共有を続けているとしてアメリカレコード協会(RIAA)に提訴された。この日、Audiogalaxyは全ての曲をブロックしたとされている[要出典]。1か月後の6月17日、AudiogalaxyとRIAAの間で法廷外での和解が成立、ソングライター、音楽出版社、レコード会社が使用、交換を許可した楽曲のみを取り扱えるフィルタリングシステムを使用することになった。
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