菅野中生【カンノナカテ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4542号 |
登録年月日 | 1995年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | すもも | |
登録品種の名称及びその読み | 菅野中生 よみ:カンノナカテ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社天香園 | |
品種登録者の住所 | 山形県東根市中島通り一丁目34号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅野幸男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「マンモスカージナル」に「初光」を交配して得られた実生から選抜・育成された品種で,果形が円,果実の大きさが中,果肉が淡黄色,果皮が紅紫色の育成地(福島県伊達郡霊山町)において7月下旬に成熟する中生種である。 樹姿は中間,樹勢は中である。枝梢の太さは細,節間長は長,成葉葉身の形は倒卵,先端の形は漸鋭尖,基部の形は鋭,大きさは中,色は緑,蜜腺の形は球腎である。花形は一重,大きさは小,花弁の形は短楕円,色は白,がく筒の形は鐘,がくの色は黄緑である。果実の外観は円,果頂部の形は凹,空洞は無,梗あの深さ及び広さは中,赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅である。果実の大きさは中(80g程度),果皮の地色は黄,着色は紅紫,濃さは濃,形は全面,果粉の多少は多である。切った直後の果肉の色は淡黄,硬さはやや硬,果肉繊維の多少は少,果肉の粗密は中,果汁の多少は少,甘味及び酸味は中,渋味及び苦味は無である。核の形は楕円,大きさは中,核と果肉の粘離は粘核,色は淡黄褐,核面の粗滑は中である。開花期は中,成熟期は中,育成地においては7月下旬である。生理落果の多少及び裂果は無である。 「ソルダム」と比較して,成葉葉身の形が倒卵であること,切った直後の果肉の色が淡黄であること,果汁が少ないこと等で,「紅かやま」及び「紅りょうぜん」と比較して,果頂部の形が凹であること,果肉の粗密が粗いこと,果汁の多少が少ないこと,成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者が昭和54年頃に「マンモスカージナル」に「初光」を交配し,翌年は種,59年頃に初結果したものから果実形質で選抜し,以後,さらに高接ぎを行うとともに,特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「幸峰」であった。 |
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