茶中間母本農3号【チャチュウカンボホンノウ3ゴウ】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10244号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | 茶中間母本農3号 よみ:チャチュウカンボホンノウ3ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 根角厚司、武田善行、八戸三千男、武弓利雄、和田光正、佐波哲次、大前英、田中淳一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、インドから導入した実生系統を選抜して育成されたものであり、育成地(鹿児島県枕崎市)におけるほう芽期及び摘採期は極晩で、高カフェイン、高タンニン系統の育種に有効な中間母本用の品種である。樹姿は中、樹勢は強、株張りは大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや不揃、大きさはかなり大、芽数はやや少、摘芽長はかなり長、摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重は大である。新葉の形は長楕円、大きさはかなり大、厚さはやや厚、色は淡緑、光沢及び葉質は中である。成葉の形は長楕円、先端長はやや長、大きさは大、色は緑、葉面のしわ及び葉縁の波は中である。枝条の分枝数は少、節間長は長、着葉角度はやや鈍、ほう芽期及び摘採期は極晩である。製品の外観の形状は中、色沢は中下、内質の香気は上、水色及び滋味は中下である。製品の化学成分カフェイン及びタンニンは極多である。耐寒性の赤枯抵抗性及び青枯抵抗性は弱、裂傷型凍害抵抗性は中である。「やぶきた」と比較して、製品の化学成分カフェイン及びタンニンが多いこと等で、「べにひかり」と比較して、株張りが大きいこと、摘採期の茶芽が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、出願者のほ場(鹿児島県枕崎市)において、インドから導入した実生系統を昭和53年から特性調査及び系統選抜、56年から交配組合せ能力検定を行い育成されたものであり、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「MAKURA 1号」であった。 |
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