茶中間母本農2号【チャチュウカンボホンノウ2ゴウ】(工芸作物)
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登録番号 | 第6449号 |
登録年月日 | 1998年 6月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | 茶中間母本農2号 よみ:チャチュウカンボホンノウ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2、茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 永冨成紀 武田善行 草場信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「やぶきた」にガンマー線を照射した中から選抜された突然変異品種であり,育成地(鹿児島県枕崎市)におけるほう芽期及び摘採期が中生,自家和合性が高く,種子繁殖製品種を育成するための育種素材として有用な中間母本である。 樹姿は直,樹勢はやや弱,株張り及び葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃い及び芽数は中,摘芽長は長,摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形は長楕円,大きさはやや大,厚さはやや薄,色は黄緑,光沢はやや多,葉質はやや軟である。成葉の形は長楕円,大きさは中,色は淡緑,葉面のしわ及び葉縁の波は中である。枝条の分枝数及び節間長は中,着葉角度はやや鋭,ほう芽期及び摘採期は中,さし木の発根性は良,炭そ病抵抗性は極弱,輪斑病抵抗性は弱である。 「やぶきた」と比較して,成葉の色が淡いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町)のガンマーフィールド内で,昭和45年から15年間「やぶきた」に1日20時間の暖照射を行い,60年~平成元年に自家和合性に着目して選抜された突然変異品種である。2年~5年に自殖及び「やぶきた」との相反交雑検定により自家和合性を確認,2年から野菜茶業試験場久留米支場(鹿児島県枕崎市)で特性検定試験を行い,5年にその特性を確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「IRB 89-15」であった。 |
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