英雄視と映画化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/07 11:04 UTC 版)
「コルトン・ハリス=ムーア」の記事における「英雄視と映画化」の解説
早くから当局に身許を知られながらも大胆に逃げ続け、遅くとも2009年末には銃器を入手していながら一度も殺人を犯さなかったハリス=ムーアは、インターネット上で若者らからジェシー・ジェイムズやビリー・ザ・キッドなど著名なアウトローに例えて英雄視された。彼の逃走中、Facebookに作られたファンクラブには確認できる限りで最大7万人にのぼる人々が登録して彼を応援したり、彼の顔をデザインしたTシャツが作られたりした。同じ頃、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を髣髴とさせる彼の逃走劇をハリウッドで映画化したいと言う映画プロデューサーも現われた。米誌「TIME」は2009年末に「今年最も重要な10代の指名手配犯」(America's Most Wanted Teenage Bandit)としてハリス=ムーアを挙げた。逮捕から一年が経過した2011年8月の時点でも彼の許には毎週200通前後の手紙が届く人気ぶりだったが、一方で彼の犯行によって閉店に追い込まれた店舗の経営者など複雑な心境の被害者も居たとされる。 2011年8月、20世紀フォックスが彼の逃亡生活を映画化する権利を得たと発表された。この合意は拘置中のハリス=ムーアと数ヶ月の交渉の末に妥結され、その契約金130万ドルは、総額約140万ドルと言われる彼の犯行による被害者たちへの賠償に充てられるという。2012年8月の時点でこの映画は米国の作家Bob Frielの著書を原作とし、ダスティン・ランス・ブラックがハリス=ムーア本人の協力を得て脚本を担当、監督はデヴィッド・ゴードン・グリーンに代わってロバート・ゼメキスが担当して『Taking Flight: The Hunt for a Young Outlaw』の表題で制作中と伝えられたが、2013年4月にゼメキスがタレントエージェンシーとの契約を解除したため、彼が制作中だった他の作品同様にこの映画の進捗も不透明となった。
※この「英雄視と映画化」の解説は、「コルトン・ハリス=ムーア」の解説の一部です。
「英雄視と映画化」を含む「コルトン・ハリス=ムーア」の記事については、「コルトン・ハリス=ムーア」の概要を参照ください。
- 英雄視と映画化のページへのリンク