英仏米
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 06:33 UTC 版)
英仏と米国でCTAとその砲の研究が進められている。 第二次世界大戦後の米国では、弾丸を薬莢の中に埋め込むことで弾薬を小さくする、CTAを開発することで、コンパクトで高発射速度や高初速の機関砲が開発できるのではないかと考え、1954年以来、陸海空3軍で12.7mm-75mmの各種口径のCTA機関砲が試作され研究されてきた。これらの試みは、いずれも初速のバラツキや短命な砲身寿命などの問題のため、実用化には至らなかった。 1997年、英BAE Systems社と仏GIAT社(現Nexter社)が共同で、CTAとCTA砲の開発を目的とするCTAインターナショナル(英語版)(CTAI)社を設立した。CTAIは、CTWS(GT40) 40mm CTA機関砲とGPR-PD-T (General Purpose Round-Point Detonating-Tracer) と TP-T を作り出した。CTWS(GT40) は、装甲戦闘車への搭載を想定した対地攻撃用の外部動力式40mm機関砲で、回転式薬室を持ち、ブッシュマスター機関砲と同等の200発/分の最高発射速度と218kgの軽量小型であった。初速度1,600m/sを持つ別のCTAのAPFSDS-Tも開発され、これはT-55戦車の前面装甲を貫徹する威力を持つとされる。CTAIの40mmCTA機関砲は、イギリスのスカウトSV歩兵戦闘車、フランスのEBRC Jaguar偵察戦闘車(英語版)に採用予定である。
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