芦田川用水
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疏水の概要 | ||||||||
■疏水の所在 福山市駅家町の七社頭首工から福山市一円の農地に用水を配水する水路で,延長は約19kmにも及びます。 ■所在地域の概要 福山市は広島県の東南端に位置し,瀬戸内海に注ぐ一級河川芦田川河口に広がる人口37万余人の中核都市です。昭和40年代頃 から大規模製鉄所の誘致を契機に急速に都市化が進展し,市中心部からは農地が少しづつ姿を消してはきましたが,周辺地域には,緑豊かな農村地域が広がっています。 ■疏水の概要・特徴 温暖少雨の瀬戸内海気候のため,古来より慢性的な水不足に悩まされ,県内2位の箇所数を有するため池を築造するなど水の確保に取り組んできました。昭和36年に国営(三川ダム)附帯かんがい排水事業として芦田川に築造された「七社頭首工」からの取水により,水に対する安心感が飛躍的に解消されました。本事業では,「七社頭首工」をはじめ,幹線排水路約19km,分水工2箇所,サイホン工2箇所などが整備され,その後の農業振興に大きく貢献しています。近年は,農業用水としての役割だけでなく,市民に憩いと潤 いを提供する水辺空間としても大切な役割を担っています。 |
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